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終わりが見えないから辛い妊活のステップ。諦めない日々が夫婦の絆を強くしてくれた

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私は多嚢胞性卵巣症候群という症状にかかっていました(これは病気ではなく、現代の若い女性などが多く診断されている症状の一種だと言われました)。

多嚢胞性卵巣症候群とは、毎月女性は排卵がおきて生理がくるしくみですが、その排卵が起きずに生理が来てしまったり、排卵されないから生理が全然来ず、何か月も生理が止まってしまったりする症状のことをいいます。

私が初めて産婦人科に行ったのは、高校生くらいの時。生理が8か月ほど止まってしまったことがあり、心配になり始めて受診しました。

その際はホルモン剤などを打ってもらい生理をおこさせました。

それ以降、大学生の間くらいは生理もちゃんときて落ち着いていました。

しかし、社会人になると徐々にホルモンバランスが崩れたのか、生理の周期が乱れ、生理が遅れることが多くなりました。

ただ、その時は余り気にせず日々過ごしていました。

そしてのちに当時付き合っていた人と結婚。まだ自分自身が若かったこと、周りの結婚もほとんどなかったことから子供については「まだ先でいいよね」という考えでいました。

ですが、結婚生活も数年たち、ある程度落ち着いたころ、夫婦の中でそろそろ子ども欲しいねとなりました。

まずは、試行錯誤で妊娠しやすい時期など何も考えずに妊活を始めました。

しかし、知識不足もあったせいでそうそう簡単には妊娠しません。

その頃は仕事のストレスも結構あったせいか、慢性的に生理がまたこなくなったり遅くなったりしていました。

いろいろ不安になり、婦人科を受診。

そこで、様々な血液検査などをしてもらって診断されたのが、「多嚢胞性卵巣症候群」。

初めてその言葉を聞いたとき、一気に不安になりネットで検索しました。どうやら自分自身は排卵障害にかかっていて、自力で排卵をさせるということが当時ちょっと難しい状況にあったようです。 関連記事:え、不妊外来?!「多嚢胞性卵巣症候群」な私が妊娠するまで

先生は「病気ではないし、現代の女性には多いからそこまで不安に思うことはないわよ」と言ってくれたけど、妊娠したい気持ちがあるからこそ凄く不安に思った。

そこからはまずは、ホルモンバランスを整え(黄体ホルモンなどを薬で処方され生理をまず起こさせる)、リセットさせてから妊活のスタート。

先生に処方されたお薬を飲めば、2週間後くらいに生理がきて、生理がきたら生理5日目くらいからクロミッドというお薬(排卵誘発剤)を数日飲んで、排卵が起きるか様子を見るという治療を開始しました。

はじめのうちはカラダがクロミッドに慣れていないこともあり、すぐ反応して、排卵しやすくなりなんとか排卵してくれました。

その時期に「仲良し」の時期を定めて仲良しをして頑張る。

ですが最初から思い通りにはいかず、何日か経つと生理がきてしまう…。

数回このサイクルを経験しましたが、それでも妊娠しないということに焦りや不安が募り、凄く辛かったのを今でも覚えています。

そして、多嚢胞性卵巣症候群の厄介な点は、排卵誘発剤を飲むと他の人よりも卵が沢山できてしまうこと、できても小さい卵ばかりでそれが排卵に繋がらない場合があることなど。何かと注意が必要でした。

実際、私も数回クロミッドを飲んだ後は身体が慣れてしまったのか、飲んだからといって排卵に繋がらない場合もありました。そうすると一か月の治療がパーになってしまいます…。そんなときは精神的にも凄く辛くて。

半年くらいクロミッドを試して無理だったこともあり、先生から「あなたのようなケースはもしかしたら注射で排卵を促した方がいいかも」というアドバイスをいただき、注射に治療法を切り替えました。

この注射というのは、ごく少量の排卵誘発剤が入っているので、多嚢胞性卵巣症候群の方にも合わせて誘発剤を投与できることがメリット。

ちょっとずつ投与できるから、多く卵を作りすぎたり卵巣を腫れさせたりするというデメリットを減らすことができます。

ただ、デメリットとしては毎日のように病院に通院して注射を打ってもらわないといけない(毎日打って、定期的に卵の生育状況を観察し、排卵日を定める)こと。

通えない場合は注射キットを家に持参して(病院で打つよりも持ち帰りは高額でした)家で打つこと、など飲み薬のクロミッドよりも手間がかかりました。

そして何よりも、クロミッドより高額であったこと。病院によっても金額はさまざまですが、治療費も結構かさみ、すごく不安にもなりました。

それでいてもなかなか妊娠しなく、日々不安が募るばかり。

先生にも「排卵はしてるのにおかしいねぇ…大丈夫そうなのにね…」と言われ、余計に不安に。

排卵誘発剤を多用してしまうと卵巣が腫れてしまって治療をお休みしなければいけない時期もありました。

そうなると1か月をまるまるお休みするので、その一か月何も妊活ができない…。時間ばかりが過ぎていく焦り…。

そのころは周りに結婚する子も一気に増えたので、同時に増える妊娠報告。友達の妊娠報告は凄く嬉しいしおめでたいことなのにもかかわらず、自分の状況と比較してしまって泣きたくなったり自暴自棄になったこともありました。

旦那さんにも当たってしまったり、もうやめたいと言ってしまったり…。 関連記事:なぜ妊娠しないの…? 妊活中に卵管ポリープ発見、初めて主人に泣きじゃくった日

けど、どんな時でも旦那さんは「もうちょっと諦めずに頑張ろう」とそう言ってくれ、それだけがただただ救いでした。

実際、旦那さんが協力的でなかったら、何かしらトラブルをかかえての妊活はとても難しいことだと思います。

旦那さんも病気を調べてもらったり、検査にいってもらわないといけないことになりますしね…。

注射の治療を数か月やっても妊娠に至らず、通うのが難しくなったこともあったので、病院を転院しました。

また一からその時の血液検査など全てやってもらってからのスタート。

そこでも初めはクロミッドの飲み薬からのスタート。

私自身、転院先では次のステップの人工授精も頭に視野に入れていたので、先生にもその旨話したのですが、まずはタイミング法からやりましょうとのことでしたので先生の言うとおりにしました。

久々のクロミッド。

クロミッドはちゃんとカラダに反応してくれて、いいサイズの卵がちゃんと育ちました。そして先生に言われるままにタイミングを合わせ結果を待ちました。

毎日ソワソワでした。

ですが、今回はなかなか生理がこない。これはまさか?と思いつつ、しばらく様子見をし、妊娠検査薬を試しました。

するとまさかの陽性。

でも何かの間違いかもしれないのでまずは自分の心の中だけにとめ、病院にいき診断してもらいました。

すると妊娠を言われ、やっとこの日がきたかぁと安心と嬉しい気持ちでした。

こう振り返ると、治療中は毎日本当に辛かったけど、その期間のおかげで夫婦の絆も深まりました。

確かにお金も沢山かかったけど、諦めなかったからこそ今があります。

だから同じような状況の方がいたら、諦めないでほしいと思います。

終わりが見えないから辛いけど、結果は必ずついてくると信じたいです。

著者:たまちゃん

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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