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人によって「虫刺され」の反応が違うのはナゼ

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ゴルファーの松山英樹が“虫刺され”を懸念しリオ五輪を辞退した。ジカ熱への警戒が主な理由だが、そもそも彼は虫刺されの身体反応が人一倍強く、数年前にもそれで顔を大きく腫らしたという。この経験から今回の決断に至ったようだ。

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確かに、同じ場所で蚊に刺されながら、大きく腫れたりかゆくなったりする人と、あまり反応の出ない人がいる。一体なにが違うのか。わかばひふ科クリニックの野崎誠院長に詳しく聞いた!

「蚊に刺されて大きく腫れる場合は『蚊刺(ぶんし)過敏症』の可能性があります。蚊に刺されたときの反応が特に強く、腫れだけでなく刺された箇所がボコッとえぐれたようになります。さらに、発熱やだるさといった激しい全身症状をともなうのが特徴。蚊に刺された際の一般的な反応とはまったく別のもので、ウィルスによる感染症が原因です」

人間の体内にはEBウィルスというものが潜んでいるが、その量が極端に多い場合などに発症する可能性があるという。蚊に刺された際の反応はあくまで症状のひとつで、その実態は成長すると悪性リンパ腫で亡くなるケースもあるほどの難病(正式な病名は「慢性活動性EBウィルス感染症」)。「骨髄移植などが必要」とのことだ。

「ただし、きわめて珍しい病気で、日本全国に数百人いるかどうか。発症するタイミングや理由は未解明の部分が多いです。蚊に刺された際にそういった反応が出る人は、一度病院で診てもらうのが安全です」

なお、蚊刺過敏症とまではいかなくても、人により虫刺されの反応に違いがあると感じることも多い。このような個人差はどこから来るのだろうか。

「ひとつは“体質”ですね。アレルギー持ちやアトピーの方は反応が強い傾向にあります。もうひとつは“経験値”。刺されれば刺されるほど体の反応は弱くなります。たとえば蚊の多いアラスカに行って、1日100回くらい刺されると、次第に反応しなくなるんですね」

一般的に、幼児が蚊に刺されると強い反応がゆっくりと出るものの、年齢を重ねて経験値を積むうちに、反応は弱く表出するタイミングも早くなるようだ。そうして、老人になる頃にはほぼ反応しなくなるとのこと。

「経験値は蚊の種類ごとに積まれるので、別の土地に移り住んだ人が蚊に刺されると、いつもより強い反応が出ることもあります。これはその地域の蚊に対する経験値がないからです」

蚊に刺されても平気になるには、経験値を積むのが一番…といっても、自分から刺されるのはイヤ。ならば、刺された際の反応を最小限に抑える対処法が知りたい。

「とにかく冷やすことですね。蚊に刺されてかゆくなるのは、化学反応のひとつです。化学反応は温度を下げると反応が弱くなります」

暑さとともに、人を困らせる夏の蚊。自分自身はもちろん、子どものいる人は彼らにも十分に対策をとって、あのかゆみを撃退しよう!

(有井太郎)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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