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ザッカーバーグ姉 vs 元ゲーマー。成功のためには、本当に何かを「犠牲」にする必要あり?

The entrepreneur’s dilemma:

Maintaining friendships. Building a great company. Spending time w/family. Staying fit. Getting sleep.

Pick 3.

— Randi Zuckerberg (@randizuckerberg) 2011年12月9日

【起業家のジレンマといえば】

友人との関係、会社を大きくしていくこと、家族と過ごす時間、日々の運動、十分な睡眠。

選べるのは3つだけ。

これは、マーク・ザッカーバーグの姉ランディが、2011年にツイートした文面。成功するためには何かを犠牲にしなければならない、という「会社経営者たちのワークライフバランスを簡潔に表現している」、と当時話題になりました。

この前段を踏まえたうえで紹介する記事は、ランディの意見を真っ向から否定するコラムニストNicolas Cole氏の主張。今でこそ『Forbes』や『Business Insider』『TIME』などに連載を持つ売れっ子ライターですが、じつは彼、学生時代は根っからのゲームオタクだったみたい。

それでは、世界有数の起業家の姉 vs 元ゲーマー。どっちの意見に賛成できる?

欲しいものを手に入れる
それには犠牲が必要……NO!

ザッカーバーグ姉 vs 元ゲーマー。成功のためには、本当に何かを「犠牲」にする必要あり?

ビジネスの世界には、以下のような真言が教訓のように存在しています。

成功したいなら、家族、友人、運動、仕事、睡眠のうち、どれか3つだけを選ぶこと。

まずもって、私はこの考えがナンセンスと思えて仕方ありません。それでも、こういったメンタリティで現に私自身活動してきた実体験から、この選択では、いつか人生に支障をきたすことが断言できるからです。

私は17歳の時、「ワールド・オブ・ウォークラフト」というオンラインゲームで、北アメリカ最高のプレイヤーにランキングされました。が、当時の私はこの5つすべてを犠牲にしていたのです。

本当の意味で成功するためには、これら5つすべてのバランスが保たれていることが大前提。では、なぜすべてが必要なのか?

成功とは、短距離走ではなく
マラソンのようなもの

オンラインゲームで国内ナンバー1を目指して競い合っていた当時、私の生活は不健康そのものでした。1日の睡眠時間は4時間以下という日々を、数ヶ月も送っていたのです。結果、想定される問題が案の定、次々に降りかかってきたのです。

まず、高校を卒業できるかどうかの瀬戸際に追い込まれた私。かなりの数の病欠を装っていたため、留年を警告する通知が自宅に届きました。さらに、ゲームにのめり込むあまり、食事もまともにとらず栄養不足に。

睡眠も不十分に、とにかくゲームの目標をクリアしていきたい。その一念でベッドに入ってからも、なかなか眠りにつくことができませんでした。はるかに健康的な他の選択肢もあったはずなのに。

現在、ほぼすべての業種業界において、成功も、家族も手に入れたくば「睡眠を犠牲にするしかない」という風潮と、悪しきメンタリティに苦しめられているように思えます。何人かエンターテインメント業で活躍する友人がいますが、彼らは自分たちの睡眠時間の少なさをあたかも正当化し、誇りにするかのように振る舞います。

また、「4〜5時間の睡眠しか自分に許さない」、こう主張する起業家の記事を読んだことがありますが、彼らの生活がどんなものかを想像することはできます。17歳のあの頃の経験があるから。ゾンビのようにPC前に座り続けていなければ、決してナンバー1にはなれなかったはずだから。

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