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次世代の“そうめんのお供”は? ネオ薬味を探してみた

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そうめんの薬味というと、ねぎ・きざみのり・わさび・大葉・ミョウガが、私のなかでは定番である。ショウガやゴマ、大根おろしなどを足す人もいるでしょう。

ところで、そうめんをアレンジした料理は次々に生まれども、新たな薬味の組み合わせというのはあまり聞いたことがありません。定番の薬味は安定感があるし間違いなくおいしいが、もう少し冒険してみてもいいのではないでしょうか?

そういうわけで、そうめんに合う薬味を探しみました。思いきって、10種類に挑戦!

そもそも薬味ってどういうものをいうの?

薬味探しの旅(というか駅前のスーパー)に出かける前に、まずは軽くリサーチ。そもそも薬味ってどういうものをいうのでしょうか。

言葉の意味を調べると、食べ物に足すことで風味を増し食欲を増進させるもの」だそう。ほうほう。って、幅広ぇ……。

ひとまず頭を整理するためにも、今回のルールを決めました。 そうめんの薬味として一般的に(私が知る限り)定着していないもの。 薬味の調理は「切る」のみ可。 すべて同じ希釈のめんつゆで食べる。

ハーブやスパイス、他の料理の薬味として定着しているものを中心にラインナップしてみました。

スタメンは、以下の通り。

葉もの部門は、パクチー、かいわれ大根、ディル、バジル。

そのほか、クミンシード、ニンニク、らっきょう、花椒醤(ファージャオ ジャン)、マスタード、紅生姜を用意しました。

このなかに新たな“そうめんのお供”になりえる薬味はあるのでしょうか?

ずらりと並べると、スメルの強いハーブが多いので、ものすごく香ってきます。これから何を食べるんだか、わけがわからなくなってくるほどに……。

① バジル

手始めにバジルからスタート。バジルを入れるだけでイタリアン風になるのではないか、という予想です。

そうめんの大葉よろしく細切りにしてみました。バジルも、まさかそうめんと一緒に食べられるなんて思ってもいないだろう。

▲そうめんに細切りバジルをオン!

見た感じは大葉みたいだけれど、ほんのりバジル。

食べてみると、バジルの香りと爽やかさが鼻を抜ける。大葉も爽やかだけど、それとはまた違った風味。

そうめんだと思って食べるとギャップはあれど、創作料理としてならアリかもしれません。

そうめんのお供度 ★★★

② ディル

続いてはディル。魚のマリネなどでよく見かけるハーブです。ディルは料理に使ったことがなかったので、まさか初めての料理(?)がそうめんになるなんて思いもよらず。

今回の薬味のなかでも、もっとも香りを強く感じました。スーパーで選んでいる時、ローズマリーやタイムとも迷いましたが、なんとなくディルの可能性に賭けてみたくなったのです。なんか、あの風味がもしかしたら合うんじゃない? と。

▲ディルは細いから細切りしなくてOKという手軽さがいい

めんつゆに入れると香りが抑えられますが、それでもディルの香りがほんのりします。

食べてみると、最初は量が多かったらしく、個性強すぎぃー!

次に量を少なめにして食べてみると、グレープフルーツとか、柑橘系の香りが後味にきます。風味付けとしてはおもしろいかもしれない。

そうめんのお供度 ★★★

③ かいわれ大根

私の場合、カツオタタキに合わせて食べることが多いのですが、かいわれ大根(+ショウガ&ニンニクすりおろしが個人的ベスト)。

そうめんに添えてみるとどうでしょう?

▲かいわれ大根の白い部分は、そうめんに擬態した

そうめんと一緒に食べてみると、シャキシャキ食感。あとから辛味が追ってきます。

もし、家にネギがなくて、でも食感がほしい! という時にはいいかも。

ネギがなくて、かいわれ大根があるというシチュエーションがあれば、の話だけれど。

それと、かいわれの辛味があるので、わさびはなくてもよさそうな感じがします。

好みの問題もあるとは思うけれども、もしこれが好みだという人がいれば、ネギとわさびを一品でまかなえるかもしれないですよ。

そうめんのお供度 ★★★

④ パクチー

お次はパクチー。

パクチーは好き嫌いがハッキリ分かれるという話をよく聞きます。私はパクチーを生でバクバク食べるほどのパクラーではありません。まぁ、「料理に入っていたら食べるかな」くらい。

▲生パクチーは手に入らなかったので、乾燥パクチーを戻してから入れた

これもめんつゆの中に加えると少し香りが抑えられているものの、潜在能力はひしひしと感じます。

チュルリと口に運んでみると、これがなかなか美味しい! パクチーを食べられる人ならイケると思います。

こういうタイ料理とかありそう。めんつゆは和風なのに不思議ですね。

そうめんのお供度 ★★★★★

⑤ クミンシード

葉モノの薬味を食べ終えたので、ハーブからスパイスの流れでクミンシードにいってみましょう。

クミンシードといえば、インドやネパールなどのカレーに入っているスパイスのひとつ。

▲クミンシードがプカプカ浮いております

匂いはなんだかインドカレーみたい。

食べると、もっとインドカレー。そうめんを食べているのに、インドカレー。

カレーの風味というか、クミンシード特有の香りが最後にグワッと押し寄せてきます。

これは微妙だな……。

そうめんのお供度 ★

⑥ ニンニク

6品目。ようやく折り返し!

ニンニクのすりおろしは、かいわれ大根と同じくカツオタタキの添え物つながりで選びました。肉の臭みなどを消してくれるニンニクは汎用性が高いから、もしかしたらそうめんに入れたことある人もいるのでは?

▲結構たっぷり入れました

ニンニクはやはり匂いにもパンチがあります。

すすって食べると、口の中に一気に広がるニンニク味。これはこれでアリ!

そうめんを大量に茹ですぎてしまって、後半を惰性で食べることになるくらいなら、途中で入れて味を変えてみるのもいいかもしれません。

そうめんのお供度 ★★★

⑦ 紅生姜

そうめんにショウガを入れる人は多いようですが、紅生姜を入れるという人は私の周りでは聞いたことがありません。

ショウガを酢漬けしたものだから酸味がプラスされるはず。それがどう作用するのかが見ものです。

▲生姜は赤さは彩りとしてもいい

食べてみると、結構合う。

通常のショウガよりも酸味があるからそれがアクセントにもなり、これはこれで成立している感じ。

そういえば、とんこつラーメンや焼きそばなどにも添えられるし、麺類との相性は悪くないのかもしれません。

そうめんのお供度 ★★★

⑧ 花椒醤

お次は花椒醤。餃子屋さんとかでたまに、ラー油の代わりに置いてあるアレです。

山椒入りのラー油のような味。

▲油がめんつゆに浮く

一口食べると、まず辛さがドッとくる! そしてジャリっとした食感がやってくる。

ラー油だから、中華っぽさがグンと主張してくる感じがした。

そうめんのお供度 ★★★

⑨ マスタード

なぜマスタードかというと、「わさびがアリなんだからカラシもアリなんじゃないか」と思ったのがきっかけ。

しかし、カラシだと日本食に馴染みがあるし、やっている人が意外といるのではないかと思ったので、その先を行くマスタードにしてみました。

▲もちろん、粒入りを選びましたよ

麺によく絡めて、いただきます。

うーん。これは、あまりマスタードが主張してこないけれど、マスタードの風味はある、という感じ。

食べられないことはないが、美味しいというほどでもないかな。

そうめんのお供度 ★

らっきょう

ラストはらっきょう!

福神漬けとともにカレーのお供として、長きにわたって君臨しているらっきょう。そうめんのおともとしてのダークホースになり得るだろうか?

そうめんに絡めて食べたいので、刻んでから入れました。

▲みじん切りにさせてもらいました

これは……

美味しくないっ!!!

はじめて食べ進めるのがキツい薬味となってしまいました。

カレーほど個性が強いと、らっきょうと引き立てあうのかもしれないが、そうめんのように、そこまで特徴のないものに合わせると、そうめんの個性を殺してしまう……。

そうめんのお供度 −

まとめ

今回は「そうめんの新しい薬味」という観点で食べ比べたので、(らっきょう以外は)まぁ、別にイケるかなと思いました。

これが私の以降のスタメンになるかというと、ちょっと自信がないが……。

ただ、アレンジ料理としての可能性は開拓できた気がする。

例えば最後、パクチーのめんつゆにニンニクとナンプラーを入れたら本当にタイ料理みたいになりました。

ただ、3束分のそうめんをひとりで食べたからなのか、いろんな味が胃でごっちゃになってしまいました。

薬味も多すぎると胃が混乱するかもしれないので注意が必要です。

食べ比べ始める前は、いっぱいそうめんを食べるので「もうしばらくいらない」みたいになるかと思っていたんですが、いつもの普通のそうめんが、今とっても食べたいです。

書いた人:栗本千尋

1986年生まれ。青森県八戸市出身(ですが、実家が最近なぜか仙台に引っ越しました)。情報系雑誌をはじめ、旅行やグルメ雑誌、webメディアなどでお仕事しています。旅行会社→編集プロダクション→任侠系DVD会社勤務を経て、2011年からフリーライターに。2014年に出産し、一児の母になりました。

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