チェルシー復活の鍵を握る“再建の名将”コンテ監督

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チェルシー復活の鍵を握る“再建の名将”コンテ監督
J-WAVE金曜朝6時からの番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」のワンコーナー「WORDS FROM THE FIELD」(ナビゲーター:GAKU-MC)。困難を乗り越えた人たちの言葉を紹介するこのコーナー。7月22日のオンエアでは、ユーロ2016まで、イタリア代表の監督を務めたアントニオ・コンテ監督をピックアップしました。

「ユーロのピッチサイドでの熱い姿が印象的でした。イタリア代表のスーツが、まぁ似合ってましたね!」(GAKU-MC)。

そのスーツ、上下黒、シャツも黒、ネクタイも黒。しかし、ネクタイをよく見るとさりげなく、イタリア国旗のカラーが入っているというオシャレさです。さらにゴールが決まったときは、スーツ姿でベンチによじ登るなど、最高に“熱い”監督でもあるのです。

今回のユーロをもってイタリア代表の監督は退任し、新シーズンからは、イングランド、プレミアリーグのチェルシーFCの監督に就任。その手腕に注目です!

そんなコンテ監督は、1969年生まれ、もうすぐ47歳。イタリアのレッチェという街で生まれました。地元のクラブ、USレッチェの育成部門に入り、そのまま16歳でセリエAデビュー。16歳でデビューとは早いですが、19歳にはレギュラー入り。これも早いですね!

そして、91―92シーズンは名門ユベントスFCへ移籍。そこから引退する2004年までユベントスで活躍し、セリエAで優勝5回、チャンピオンズリーグでも優勝。ミッドフィールダーとして、ユベントスの黄金時代を支えました。

引退したあとは、すぐに指導者の道へ。2部のACアレッツォで監督を務めた後、ASバーリ、アタランタBC、ACシエナを指揮。バーリとシエナは、2部からセリエAに昇格させて、評価を上げていきます。そして2011年、ユベントスの監督に抜擢。セリエAでの実績こそなかったのですが、過去2シーズン成績不振だったユベントスの再建がコンテ監督に託されました。

「この就任には裏話がありまして、ユベントスは、この直前のシーズン、ポルトを率いてヨーロッパリーグで優勝したビラス・ボアス監督など、ほかの監督候補に断られて、『どうしよう! お願いしますコンテさん!』ということだったという風に聞いています」(GAKU-MC)

しかし、これが最高の結果を呼びました。コンテ監督が就任したシーズン、ユベントスは、なんと無敗でセリエA優勝! そのあとの2シーズンも連続で優勝してなんと3連覇達成。ACミランから加入したピルロを機能させるためにシステムを変更したことが、この好成績の理由とも言われています。

ユベントスで3連覇を達成したコンテ監督は、ついにイタリア代表の監督に就任。2014年ブラジルワールドカップでまさかのグループステージ敗退という屈辱の後、代表の再建を託されたのです。ユーロ2016ではいわゆるスター選手が不在で、“史上最も地味なイタリア代表”なんて言われ方もされるほど、前評判は、高くありませんでした。しかし、コンテ監督は大会前にこんなコメントをしていました。

「重要なのは、チームがいいスピリットを持つことだ。みんながいいスピリットを保つことに、私は最も力を尽くしている」(アントニオ・コンテ監督)

この言葉にチームの士気は上がり、ベスト16では前回の王者スペインに2-0で快勝。ベスト8ではドイツにPK戦の末、敗れてしまいましたが…本当に惜しい試合でした。

コンテ監督の新しい挑戦は、昨シーズン10位に沈んだイングランドのクラブ、チェルシーの再建。果たしてチームをどう復活させるのか? 期待が高まります!

【関連サイト】
「WORDS FROM THE FIELD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/words-from-the-field/

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