ちょっと不気味で面白そう!江戸時代からの日本の"見世物"に迫る特別展「見世物大博覧会」開催
またまた絶妙で面白い文化にスポットを当てた展覧会を発見しましたよ。
みなさん「見世物」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?見世物小屋なんかは昭和時代まで各地のお祭りなどで目にすることはありましたが、最近ではとんと見なくなりましたね。日本では昔から細工物や曲芸、珍しい動物や珍奇なものなどの見世物の興行が、お祭りなどを中心に行われていました。
今回紹介する特別展「見世物大博覧会」は、江戸時代から明治・大正・昭和に至る見世物の姿を絵看板、錦絵、一式飾や生人形などの様々な資料から紹介する展覧会です。
昭和の見世物小屋だと「へび女」「人間ポンプ」などあったようですが、江戸時代から振り返るとなると盛りだくさんな展覧会になりそう。展示内容は当時の見世物の雰囲気が伝わってくる浮世絵やかなり怪奇な人魚や細工物などバラエティ豊か。
江戸時代にはゾウやラクダなど大型の動物が海外からやってきたり、欧米から伝来したサーカス、そして科学的な見世物も行われていたそうです。ゾウやラクダの見世物の光景は浮世絵などにも描かれていたりしますよね。
人々をあっと驚かせる見世物なだけに「日本人が見たこともないものを」となると海外から渡ってきたものが多かったのかもしれませんね。そして身体の鍛錬によって超絶技巧を演じた軽業や曲芸や大力芸なども人気の見世物だったようです。
驚きと不思議とちょっぴり奇怪が入り交ざった日本の見世物の世界。特別展「見世物大博覧会」で味わってみてはいかがでしょう。
特別展「見世物大博覧会」は2016年9月8日(木)~11月29日(火)の期間、国立民族学博物館で開催されます。
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