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同じ会社に勤めて20年。今こそ「20年前」の自分に伝えたいこと

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ゼネラル・ミルズ社のマネージングディレクターや、ベストセラー著者でもあるMainak Dharさん。その彼が20年前の自分に伝えておきたいこととは?

キャリアマネージメントやセルフマネージメントの観点から見ても、なるほど、と頷けるかも。

22歳の自分に
なんて声をかけるだろうか?

ちょうど20年前の1996年7月1日、私は生まれて初めて大手の会社員として、キャリアの一歩を踏み出した。

その日の私は、どんな上司が来るのか、どんな仕事を任されるのか、昼には何を食べようか、などと考えていたけど、この先どんな道のりが待ち伏せているのかなんて想像もしていなかった。10人の上司に、5回の引っ越し、様々な国での仕事を経験して4kg太った20年後、再びすべてが始まったこの地に戻ってきた。ムンバイだ。

20年も同じ会社に勤めるなんて、想像していただろうか?きっと想像していなかったのだ。でも当時の私にとっては、2年という時間でさえ「長期」だった。待合室で訪問者用のIDが受け渡されるのを待っていた22歳の自分を思い出しながら思うこと。もしもそんなチャンスがあったら、その時の自分にどんな言葉をかけるのだろうか。

22歳の私へ

人生の新たな一幕への1日目だ、おめでとう。私は、君がいつかなるであろう、賢くて素晴らしい男だ(増えた4kgは気にするな)。君が私みたいになるまでには、たくさんのメモ書きが必要になってくるし、マイクロソフト社をぶち壊したくなるようなプレゼンテーションも待っている。落書きや詩を書いたりするくらい退屈なミーティングも山ほどある。良い時もあれば、悪い時もある。待ち受けている全てのことを教えてしまうのはもったいないくらいだ。そして、君がこの先に何が起こるのか知りたいとしても、これを読んだらがっかりしてしまうかもしれない。

だけど、この歳になって「やっておけば良かった」「もっと早く知っていれば良かった」と思うことをいくつかまとめてみた。君なら、まだ遅くないはずだ。

01.
夢にまで見た仕事だ
おめでとう

キャリアの始まりである瞬間、自由、そして今この瞬間を存分に楽しむんだ。ただひとつ頭のすみに置いておくべきことは、今までどうしても欲しかったものにしがみつくのではなく、離れることができた時にこそ、真の自由が手に入るということだ。

02.
デスクに座る
ライターであること

君は、デスクに棲みついて作家を夢見るのではなく、生活のためにデスクに座るライターなんだ。自分のアイデンティティというのは仕事の先にあるのではなく、ひらめきをくれるものだったり、生きてると実感できることにあるのだと、もっと早く気づけばよかった。

夫であり父でありライターでもある今、そのアイデンティティが仕事で消えることはない。逆に本来の自分を最大限に引き出すことができるんだ。

03.
「お金に余裕がある時」
なんてない

社会人になった数ヶ月後、君はくだらないスプレッドシートを作るだろう。そして、「老後の貯金は十分だ」と分かった気にもなるだろう。でも、そんなのは時間の無駄だ。金を追い続ければ、ゴールは一向に近づかない。

これはキャリアのかなり早い時期に分かったことだったけど、1日目に気づくっていうのも悪くないだろう。

04.
長いミーティングは
時間の無駄

延々と続く話し合いをするミーティングが「時間の無駄だ」と感じるなら、君は正しい。20年経った今でもそう思ってるんだから。そんなときは、落書きを楽しむんだ。逆にミーティングのその時間を、未来の小説執筆に生かすんだ。

05.
良い上司と
悪い上司がいる

「良い」上司と「悪い」上司。どちらからも同じように学ぶことはある。大好きな上司もいるだろうし、どうにかいなくなって欲しいと思う上司もいるだろう。そんなときはグチればいいんだ。

自分がもし上司と同じ立場だったら違う方法を選ぶ、と学ぶことだってできる。相手の立場に立ってみると、その人がじつはそんなにイヤな奴じゃなかったって分かることもあるだろう。君の上司だって、力の限りを尽くして仕事をしようとしているだけなんだ。ただそのやり方が君とは違うってだけ。

06.
いつかは君も誰かの
上司になるんだ

上に書いた通りさ。

07.
「会社」とは
君のことだ

浮かれた時期が終わると、会社やチームについてたくさんの疑問が出てくるだろう。空気を読んで何も言わないのは簡単だろうけど、君はそんな男じゃない。色んな意味で「壊れたもの」があるなら声を大きく発言すること。ただ忘れてはいけないのが、「壊れている」のを誰のせいにもできない日がやってくるだろうってこと。

だから何か言うときは指摘するだけではなく、修正する努力をすること。「会社」っていうのは実体がなく、君のように何かを変えようとする人間で成り立っているんだ。だから私がそうしたよりも早く、修正していく努力を始めるんだ。

08.
オフィスのコーヒーは
まずいもの

そういうことだ。我慢するんだ。

09.
友達を大切に

この20年の間にはSNSも当たり前のように広がるし、たくさんの「友達」ができるだろう。でも本当の友達は、今でもたまに会ったり遊んだりする、2~3人だけ。上手に付き合いを続けることだ。

10.
給料より大切な
2つのことが分かるか?

これから君にはたくさんのチャンスが訪れるだろう。そんなとき、当時の私がしてしまったように、結果や給料のことを一番に考えるのではなく、どんな雰囲気の仕事なのか、誰と一緒に働くのかを考えるんだ。本当に大切になのは、その2つだ。

11.
残業をしすぎない

費やした時間に対して得られるものは、それほど大したものではないことが多い。私はそのことに気がつくのに2年もかかってしまった。これで自由になった君の100時間は、私からのささやかな贈りものだ。

12.
色々なコミュニティに
参加しよう

100時間のプレゼントに感謝したら、その浮いた時間を使って色々なことに参加してみてほしい。私の場合は、自分の周りのことだけで手いっぱいになってしまった。

何かボランティアに参加して、人助けや、もっと出来ることがあったんじゃないかと、今でも思うよ。そこには仕事と友だち以外にももっと大きな世界があって、君ほど恵まれていない人もたくさんいるんだ。

13.
周りを気にしないで
前に進む

いつでも「君より優れた人材」っていうのがいるだろう。昇進が早かったり、頭が良かったり、金持ちだったり、カッコよかったり、ただラッキーだったり…。大切なのは、気にしないこと。結局は自分との戦いなんだから。

14.
ジュースを飲んでも
二日酔いは治らない

ひたすら飲んで、遊ぶこと。“間違った20代”を過ごすとしたら、この方法しかないだろう?

効果的な二日酔いの覚まし方は、次の項目で紹介しよう。

15.
酒をやめて
ランニング

そのうち君は、酒を止めて1日10kmも走るようになる日が来るだろう。私より早くに始めれば、体重が28kg増えたり、そこから24kgダイエットする必要もなくなる。

16.
ゲーミフィケーションは
一般的になる

『ドゥーム』や『コマンド&コンカー』に夢中になるなんて時間の無駄だって言う人もいるけど、気にしないこと。数年経てばゲーミフィケーションはもっと一般的になるし、驚くべきことにビジネスの一部にだってなる。だから今は爆破し続けるんだ!

17.
両親がいなくなる

君はまだ実家に住んでいるよね。でもいつか、永遠に会えなく日が来るんだ。自立心はもちろん大切だけど、ママとパパはずっと一緒にいるわけじゃないんだ。もっと2人との時間をつくれば、私みたいに後悔することもなくなるだろう。

18.
恋に落ちて
素敵なエンディングが
待っている

ある日突然、声が聞こえるだろう。「この人だ」って。たった今出会ったばかりなのにもかかわらずね。

そしてその声には従うこと。いつもの怠け者から卒業して、彼女を追いかけること。どんなにバカげていても、そこにはきっと素敵なエンディングが待っているんだ。これだけは信じてくれ。

19.
父親の気持ちを知る

自分もいつかは父親になるんだ。そして、失敗するたびに自分の父に共感するだろう。良い父親でいることはとても大変なことだって。

20.
大丈夫。
「完璧」なんて求めていない

失敗したり、傷ついたり、嫌な気分になる日もあるだろう。でもひとつ言えるのは、君の幸せな人生は他の誰のおかげでもないんだ。なぜなら、自分を幸せにできる人や物事を見つけるのは君自身だから。

今この手紙を書いている私の周りには最高の家族がいて、心から好きで大切なチームのいる仕事場から帰ってきて、そのうち好きになる執筆活動の末に書いた本の出版でスッキリしてる。

完璧な人生かって?もちろん、長い目で見ると完璧とは言えない。今まで思うようにいかなかったことはあるかって?もちろん。でもそれと同時に、私の周りにはポジティブな変化なほうが多いと思うし、結局はそれが大切なことだって、分かるだろう?

これからの20年、君の検討を祈ってる。

Licensed material used with permission by Mainak Dhar,( Facebook),(Twitter)

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