ドリカムフェスで2.5万人の“うれたのベイビーズ”熱狂、レキシ、アレキらが出演

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ドリカムフェスで2.5万人の“うれたのベイビーズ”熱狂、レキシ、アレキらが出演

 DREAMS COME TRUEと陣内孝則がホストを務めたライブイベント【うれしたのし大好き 2016~真夏のドリカムフェス~】が7月16日、東京・明治神宮外苑野外特設ステージにて開催された。同会場で音楽イベントは初の開催となり、レキシ、Suchmos、でんぱ組.inc、[Alexandros]、TH eRockers、渡辺直美、DREAMS COME TRUEが出演した。

 イベントは、1992年4月から1年間放送されたDREAMS COME TRUEのレギュラー番組『うれしたのし大好き』が昨年復活したことがきっかけで開催が決定。曇天ながらも雨は降らず、涼しげな風が吹き過ごしやすい1日となったこの日、MCの中村正人と陣内孝則が登場し、陣内の「Everybody、愛し合ってるか―い!」の掛け声でフェスは幕を開けた。

 トップバッターはレキシ。登場するなり「ケビン・コスナーです」と自己紹介すると「きらきら武士」を披露。そこで<Love Love 武士を叫ぼう~♪>や、続く「狩りから稲作へ」でも<ねぇ どうして すごくすごく好きなこと ただ伝えたいだけなのに ルルルルル 稲穂が出ちゃうんだろう♪>とドリカムのフレーズをアレンジしまくり。このフェスならではとも言える芸を見せ、池田貴史は「どうしよう、俺干されるかな?!」と少々反省の色を見せつつ(?)終盤では「稲穂~ォ!」コールで会場を盛り上げ、「アウェーじゃなかったかも!うれしーたのしーです!」と満面の笑顔を見せた。

 続くは、今年フェスに引っ張りだこのSuchmos。挨拶代わりに披露された「YMM」で若手ながらその存在感をしっかり見せつけた。一見クールに見える彼らだが、YONCE(Vo.)は「こういうタイミングででっかいステージの味見をさせてくれたドリカムさんに感謝しています。自分たちもいつかでっかいところでやれるように、てっぺん行きたくてやってます。応援してください!」と熱い野望を掲げ、「STAY TUNE」や新曲「MINT」を披露。活動3年目にしてすでに貫録さえ出ているSuchmosの姿に、オーディエンスも惹きつけられ、そのグルーヴに体を揺らしながら釘付けになった。

 3番手のでんぱ組.incは、夢眠ねむのバイオリンパフォーマンスからスタート。新体操のリボンを使った「でんでんぱっしょん」も披露し、最上もがが「ドリカムさんを好きな方は音楽が好きな方。一緒に音楽を楽しみましょう~!」と呼びかけると「おつかれサマー!」で観客とともにタオルを振り回し、アッパーチューンの連発で会場を盛り上げた。

 [Alexandros]は登場するやいなや川上洋平(Vo.&Gt.)が「声を聴かせてくれ!」とあおり、ヒット曲「ワタリドリ」を演奏。スケール感あるギターフレーズや疾走感あふれるサウンドで観客の高揚感を引き出すと、「Girl A」に続いて8月リリースの新曲「Swan」を披露。話題のCMソングを少し歌うサービスでもファンを歓喜させた。

 そして、シークレットゲストとして陣内孝則率いるTH eRockersが出演。陣内は真っ赤なジャケットにサングラスをかけ、マイクスタンドを宙に回し華麗なステップを踏むロッカースタイルは健在。「ロックンロールレコード」「可愛いアノ娘」などエッジの効いた演奏を聴かせる彼らだが、平均年齢は55歳を超えているとのことで、陣内が「12分以上は演奏するなと医者に言われております」と宣言するとぴったり12分でステージを後にした。

 後半戦には、番組のオーディション枠を勝ち取り“もはや外タレ”と称される渡辺直美が出演。ビヨンセの「Ring The Alarm」で登場し、アメリカで行われるアメリカンフットボールの大会スーパーボウルにて、今年のハーフタイムに披露されたビヨンセとブルーノマーズのショーを再現。キレッキレのダンスとエア歌唱を終えると、ぜえぜえしながら「Thank you guys~!」と挨拶し、観客からはこの日一番の大歓声が贈られた。

 イベントのラストを飾るのは、もちろんDREAMS COME TRUE。浴衣姿の吉田美和が登場し、1曲目から「LOVE LOVE LOVE」をしっとりと歌い上げると場内が感動に包まれた。続いて7月にリリースされた“裏”ベストから「うれしはずかし朝帰り」「go for it!」「みつばち」を立て続けに演奏し、吉田は浴衣姿でステージ上を駆け回り、ダンスまで披露。この日のオーディエンスは“うれたのベイビーズ”と命名され、吉田が「一生に一回のフェスだからさ、みんなが知ってるやつもやるね!」と言うと「サンキュ.」などのヒット曲が次々と放たれた。さらに「うれしい!たのしい!大好き!」では、フジテレビの“クラ・ターナー”こと倉田大誠アナウンサーが、S+AKSのメンバーと息の合ったダンスパフォーマンスで会場を沸かせた。

 さらにこの夜限りの饗宴は続く。アンコールでは、中村曰く“吉田のライバル”レキシと、元気出せ!遣唐使こと風味堂の渡和久がコラボゲストとして再度登場し、ステージ上に花火が打ちあがる中、番組のテーマソングだった「決戦は金曜日」で3人が声を合わせたコーラスを披露。真夏の東京の夜空に大歓声が響き渡る中、最後は陣内も加わり番組恒例の挨拶「Have a nice weekend!!」でイベントを締めくくった。ジャンルの枠を超えたアーティストたちのスペシャルなステージに2万5千人が魅了され、この日のフェスは大成功で幕を閉じた。

Text:神人未稀
Photo:植松千波 / 橋本塁(SOUND SHOOTER)
(C)フジテレビ

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