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なぜ欠陥問題はなくならないのか

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社会を震撼させている欠陥マンション問題。国内有数の大手デベロッパーやゼネコンが手がけているにもかかわらず、なぜ欠陥はなくならないのか。ずさんすぎる現場の実態に業を煮やした建築検査のプロ・船津欣弘氏が『新築マンションは9割が欠陥』を上梓しました。複雑に絡み合う欠陥の要因と、住まいの安全を死守する方法を全5回に分けて紹介していきます。

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みなさんに質問です。

もしマンションを購入するとしたら、何を最優先に選びますか?

「価格」でしょうか。予算あっての購入ですから重要ですよね。「最寄り駅からの距離」や「周辺環境」も住みやすさを考えると優先項目でしょう。あるいは「専有面積の広さ」や「間取り」が大事、という方もいらっしゃると思います。

多くの方にとって一生ものの買い物である住まい。マイホームを手に入れることは、大きな夢です。こんな街のこんな住まいで、こんなふうに暮らしたい……。誰しも一度は希望を思い描くでしょう。それゆえ、見た目のよさや住環境のほうに意識がいってしまうのもよくわかります。

でも、もしこれらの項目だけでマンション購入を考えているとしたら、要注意。いま、問題になっている「欠陥マンション」を手にしてしまう可能性があるからです。

私はマンションに限らず戸建て住宅などの建築物が、設計図書通りに正しく建てられているか、欠陥や不備がないかを建設中、完成後を問わず現場に出向き、施工状況を検査する「建築検査」を専門に13年間従事してきました。これまでに検査に携わった建物は、案件数で述べ1000件以上にのぼります。
その経験から、みなさんにお伝えしたいことはひとつ。
「マンションは『品質』を最優先に選びましょう」
ということです。

マンションの価値は立地で決まるとよくいいます。しかし、私は建物としての品質、
つまり耐久性や耐震性能といった構造の品質で価値をはかるべきだと考えます。
どんなに交通至便、恵まれた周辺環境にあっても、また最新の設備や魅力的な間取りであっても、建物の安全性や耐久性を確保するための部分に不備があったら、その価値は大きく損なわれてしまうからです。

不安を煽りたいわけではありません。ただ、欠陥マンションを買ってしまったばかりに長年苦しむことになる人を一人でも少なくしたいと思っているのです。そうした考えから本書では、「品質の高いマンションこそが資産性に優れたマンションである」とのスタンスに立ち、高品質のマンションを購入するためのノウハウを伝授したいと思います。

欠陥マンションを生む要因はひとつではありません。建築業界の構造や法律の不整備などさまざまな問題が複雑に絡み合って起きています。また、マンションの構造部分は完成してしまったら確認することができないブラックボックス。これも建物における欠陥がなかなかなくならない原因のひとつです。

そのような状況で、消費者がとるべき対処法とは何か。重要なことは、みなさん自身が必要な知識と知恵を得ることだと考えます。
そこで本書では、なぜ欠陥問題が繰り返されるのか、建築業界が抱える問題の本質を解き明かすことからはじめます。業界をとりまく現状を知ることは、マンションはもちろん、戸建てや賃貸を含めた「住宅」の選択に必ず役立つに違いありません。

そのうえで、どうすれば品質の確かなマンションを手に入れられるか。その具体的ノウハウに加え、不幸にも自分のマンションに不具合が見つかってしまった場合の解決策について述べていきます。先にお伝えしますが、万一あなたの住まいが欠陥マンションだったとしても必ず解決策がありますから、どうぞご安心ください。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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