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なんと店内に“堆肥”がドーン! 発酵ブームを牽引する「タイヒバン」【吉祥寺】

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メシ通レポーターの神田です。最近、自宅のある高円寺からわざわざ吉祥寺まで、ごはんを食べるためだけに通っているお店があるんです。

オーガニックなんだけど、お肉も出すお店で、これが凄くおいしいのです。また、珍しい発酵食品が食べられるお店でもあって、発酵関連のイベントが多数行われていることでも知られています。

近頃、やたらと「発酵」って言葉、聞きません? 流行の少し先を行く尖った雑誌『スペクテイター(35号)』で発酵を特集、僕もその号でライターとして このお店を取材し、それで存在を知りました。そう、世の中ちょっとした発酵ブームになっているんですよ! その拠点とも言えるお店が、今日紹介する「タイヒバン」なのです!

乳酸菌たっぷりの飼料で育った牛の“匂わない”ウンチ

「タイヒバン」の場所は吉祥寺駅から少し離れたところにあって、徒歩10分くらい。南口を出て井の頭通りを三鷹の方にひたすら歩き、少し路地に入るとあります。

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吉祥寺は、駅から離れれば離れるほど個性的なお店が多くなるから楽しいです。「タイヒバン」も例にもれず、です。

店内に入ると、普通の飲食店ではあまり見かけない風景が。

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ん? なんだこれは……。

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店内のほぼ中央に鎮座する茶色い小高い山! これなんだと思います?

なんと牛のうんちなんですよ!

(お食事中の方、すみません!!)

みなさんよーくこのお店の名前を思い出してください。

「タ・イ・ヒ・バ・ン」!

そう、タイヒってのは、堆肥のことだったんです。

なにぃ? そんなクサイものの前でメシなんか食えるかい!!!とお怒りのお客さま。店主に代わって神田が説明いたします。

堆肥というと、匂いがキツイというイメージがあるかもしれないんですけど、ここの堆肥はまったく匂わないんです。むしろいい香りがするから不思議。特別な乳酸菌たっぷりの飼料で育てられた牛のうんちは、匂わないうんちになります。そんなうんちを発酵させた堆肥は栄養価たっぷり。

その堆肥で育てられた野菜たちはもちろんおいしいに決まっている! ということなんです。

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とはいえ、かくいう私も知りませんでしたよ。なんせ大阪のど真ん中で育ったシティボーイですからね。

この堆肥、子どもたちの遊び場としても人気なんだそうです。他のおもちゃや絵本だとすぐ飽きるんだそうですが、土遊びだとずっと飽きずに遊んでいるんだとか。お母さんの手がかからない便利な堆肥。お子さん連れでも安心! しかもお子さんが一緒だと半額で食べられるサービスもあります。

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店内には、キッズスペースも用意されています。

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森本桃世さんは、食材を自由においしく料理する「タイヒバン」の名物料理長。名刺には「みんなのおかあさん」って書いてます。

名刺を渡すと必ず、みんなクスッとします。肩書き「みんなのおかあさん」。簡単に言うと、台所からご飯をつくりながら、おせっかいを焼く人なんです。(森本さん)

コクのあるローストビーフと烏骨鶏スープ

「タイヒバン」は野菜もさることながら、こだわりの飼育環境で育てられた牛肉もおいしい!

注文したのはプレートランチ(1,300円)。

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この日のプレートランチは、ローストビーフ、ハニー茶豆、人参のキャロットラペ、マッシュルームのカレーマリネ、サニーレタス、烏骨鶏のスープ、玄米。

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スープに使われている烏骨鶏は、「タイヒバン」の堆肥でつくられたぶどうなどを食べて育った烏骨鶏。コクがあっておいしい!

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ローストビーフも絶品。一口食べたらジューシーで旨味が口の中に広がる!

発酵に関する「食イベント」も開催!

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夜はこんなセットもあります。

よりみちセット(1,000円)。仕事帰りの晩酌にぴったり。

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夜のメニューは日替わりになってます。

さらにこの「タイヒバン」、レストラン以外にもイベントもたくさんやってます。

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▲森本さんが作っているという醤醢(味噌、醤油の原形となる調味料)

例えば発酵デザイナーの小倉ヒラクさんによる「麹づくり講座」や山梨の五味醤油六代目の五味仁さんによる「醤つくり講座」、「肉の日に肉を食べる会」、「お産を語る会」などなど、多種多様なイベントで楽しませてくれます。

どれもおいしいごはんを食べながらのイベントなので、満足度100パーセント。一度参加するとやめられなくなり、ついつい、何度も参加してしまう中毒性もあるんです。

さあ、みんなで発酵しましょう!(発酵するとは、いい感じになろうというニュアンスのスラング)

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親子でのご来店、大歓迎〜。

お店情報

タイヒバン

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-22-3

電話番号:0422-27-1392

営業時間:11:30~14:30、18:00 ~ 23:00

定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は翌水曜日休)

ウェブサイト:http://taihiban.org/

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:神田桂一

神田桂一

ライター/編集者。『POPEYE』『スペクテイター』『ケトル』などカルチャー誌で執筆したり、Yahoo!特集でルポルタージュなども。グルメ系では『dancyu』。趣味は旅行。台湾好き。

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