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国語の授業はとても重要! 「コミュ力」養う小学校国語の本質

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「国語」をなぜ学ぶのか疑問に思っている人は少なくないのではないか。しかし、小学校で学ぶ国語をあなどってはいけない。

実は、国語の教科書には、子どもたちの成長段階に合わせて、将来、社会人になったときにも役立つ論理力やコミュニケーション能力が養えるように、カリキュラムが組まれているという。

『論理力は小学6年間の国語で強くなる』(小川大介著、かんき出版刊)では、中学受験指導のプロである小川大介氏が、小学校段階の学習を熟知している立場から国語の教科書の力を紹介する。

■国語という科目の本質とは?

国語という科目の本質とは何か。それは、コミュニケーションの土台となる力を育むことだ。国語を通して、以下の3つの力を育んでいく。

1、把握する力=情報を収集し整理する力

2、思考する力=情報をもとに考える力

3、伝達する力=適切に表現する力

小学校で学習する国語は「調べる」「話し合う」「発表する」に重点を置いている。「調べる」学習は「把握する力」につながり、「話し合う」学習は「思考する力」につながる。「発表する」学習は「伝達する力」と根本は同じ。つまり、用いる言葉や文章の難易度が違うだけで、小学校で習う国語も、ビジネスで求められる論理力も、鍛えるべき力は同じということだ。

■国語の教科書をよしっかりと読むことがコミュニケーション能力の高まりに通じる

「把握する力」「思考する力」「伝達する力」を小川氏は「国語力」と呼んでいる。国語力は、国語の問題を答えるためだけでなく、ビジネスや人間関係など日常のコミュニケーションを円滑に進めるためにこそ身に付けておきたい力だ。コミュニケーション上手な人は、それだけ社会生活上のチャンスも増えていくもの。国語力は社会で求められる「人間力」そのものにつながっているのだ。

この力を段階的に身に付けていこうとするのが、国語の学習だと著者は述べる。

とはいえ、言葉の知識もまだそれほど多くなく、人生経験も社会体験もこれからの子どもたちが、論理力の基礎を築いていくのは大変なことではないか。そのため、小学校で使う国語の教科書には、論理力をムリなく身に付けていくための工夫があちこちに凝らされている。

教科書をきっちり読んで勉強している子どもは、ビジネスや人間関係で必要とされる論理力の多くを、知らず知らずのうちに身に付けることができる。つまり、国語力がある人イコール「論理力がある人」であり、「把握力」「思考力」「伝達力」の3つの力が身に付いている人といえる。

国語がすべての科目の基礎となるといわれるように、国語という科目が実はとても重要なことが本書を読むとわかる。また、5章には、筑波大付属駒場中学校や開成中学校といった名門中学校の入試問題が付いている。本書を読んで、論理力がどれくらい使えるようになったのか、力試ししてみるのも面白いだろう。

(新刊JP編集部)

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