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93歳認知症の母に「生きる喜び」を取り戻させた、アーティストならではの付き合い方

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画家でカメラマンとしても活動するTony Lucianoさんには、認知症を患った93歳になる母親(Eliaさん)がいます。2年前、もはや身の回りのことを自分ひとりでできなくなったEliaさんをアトリエに呼び寄せ、世話する決意をした息子。

けれど、ただ介助者となって自分がサポートすることが、母にとって本当に幸せなことだろうか?Tonyさんは、ある信念を胸に行動に出ました。

どれだけ歳を重ねても、
生きることに前向きでいて欲しい

90歳を過ぎた母にとってのクオリティ・オブ・ライフ。どうすれば、生きることにもっと積極的になってくれるだろう。頭を悩ませた末に、彼は認知症の母親をモデルにしたポートフォリオの制作を思いつき、その活動を通して、Eliaさんに前向きに生きる気力を取り戻してもらおうと考えたそうです。

こうして、親子二人三脚のアートワークが始まりました。


「撮影を重ねていくうちに、レンズを通して母の若々しさやお茶目な一面が、どんどん透けて見えるようになってきたんです」

やがて、何も注文をつけなくても自分からポージングをするようになった、と「Feature Shoot」に語ったTonyさん。その言葉を裏付けるように、写真の中のEliaさんからは、“受け身”な印象がまったく感じられない。むしろ、ハツラツと楽しんでいるようにも見えませんか?

ただ死を待つことが人生じゃない















「ただ死を待つことが人生?ボクは母の姿を見ていて、どれだけ“生きる”ことに前向きでいられるかではないかと思うのです」

親子のセッションが一日でも長く続きますように。

Reference:Feature Shoot
Licensed material used with permission by Tony Luciani

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