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亀戸ホルモン戦争!? ホルモンブームの亀戸で「ホルモン番長」に会ってきた

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ホルモン番長って、どんな人なんだ

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こんばんは。メシ通レポーターのハガです。

今回ご紹介するのは亀戸

駅周辺を中心に無数のホルモン店が乱立する、ホルモンブームまっただなかのこの街。

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そんな「亀戸ホルモンブーム」のキーパーソンといっても過言ではないこの方にお話を聞きました。

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「初代 吉田」オーナー、吉田明広氏。

通称・ホルモン番長。

名店「亀戸ホルモン」を立ち上げ、総料理長をつとめた吉田氏が独立したお店が「初代 吉田」。

──番長、本日はよろしくおねがいします!

「まず亀戸ホルモンを始まる前の話からだな。20歳の時に福島から上京したんだけど、お金がなくてね。上京していきなり2日間、上野公園の西郷さんの下で野宿。お腹減りながら上野駅から浅草通りフラフラと歩いていた時に、寮あり・まかない付きでみつけた焼肉店に就職したのがはじまりだな」

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──上京していきなり野宿ですか。

「(焼肉店の)料理人の世界は、チーフの命令は絶対! の縦社会。求人情報誌もなかった時代に、人づてであのお店の人手が足りていないからいけ! と言われ料理人たちは、店から店へと渡り歩いてる人が多かったんだよ。僕も多い時はかけもちで1日3軒の店舗で働いていたんだから(笑)」

──1日3軒かけもち。なんとも体育会の世界ですね

「亀戸ホルモンをはじめたのは、いまから16年前。知り合いから、若い子がお店を開くので手伝ってくれ、と頼まれたのがきっかけ。気軽な気持ちで二つ返事でオッケーしたよ」

──さすが番長、すごい決断力です。

「当初、亀戸ホルモンはホルモン店ではなく、焼肉店だったのよ。もちろん、名前も亀戸ホルモンではなかった。亀戸には、焼肉三千里という名門の焼肉店があるのだけど、こちらは僕がお世話になった大先輩がチーフをやっていたお店。そしてお店をはじめることになった場所がまさかの焼肉三千里の目の前(笑)。これはもう三千里の方にバレたらどうしようと思いながら……(仕事をしていた)」

お世話になっている人に隠れ続けながら仕事をしていくのも限界。はて、どうしたものかと思案しているなか、番長に一つのアイデアが。

「たまたま仕入れ先の業者さんが良い内蔵をもっていたので、焼肉店ではなく、イチかバチかホルモン店をやってみようかと」

(亀戸の)地名をいれた亀戸食堂や亀戸餃子など飲食店があったのだが、ホルモン店で亀戸を冠としたお店はなかったことに気づいた番長。

そのお店を「亀戸ホルモン」と名付けます。ナイスアイデア!

この秀逸なネーミングセンスと番長の個人的なやんごとなき事情がなければ、「亀戸ホルモン」という名店は存在しなかったワケで、もしかすると亀戸が今のようなホルモン激戦区になることもなかったのかもしれません。

いやー、巡り合わせって不思議ですね。

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「亀戸ホルモン」は、その後も着実にお客さんの支持を集めていきます。

そして吉田氏も、この頃からそのキャラクターから番長と呼ばれはじめます。

いっぽうで亀戸の街には、新規のホルモン店が乱立。

ホルモン界のトップランナーとなった「亀戸ホルモン」が牽引する形で、空前のホルモンブームが巻き起こります。

「亀戸ホルモン」の厨房にも人が育ってきたこともあり、番長もついに一念発起。

「亀戸ホルモン」を退職し、「初代亀戸ホルモン吉田」をオープン。

「自分自身、『亀戸ホルモン』というお店の名付け親だということもあって、やっぱり(その名前に)愛着があったわけで。でもだな……」

──でも……?

「でも、なんで初代なんですか? とか、独立したのに『亀戸ホルモン』なんですか? とか、いろいろ聞かれることがやっぱり多くなって、めんどくさくなって『初代 吉田』にかえた(笑)」

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