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ノーベル賞化学者がメモしていた「14の仕事論」とは?

2015年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さん。彼には人の話、本やテレビで感銘を受けた言葉、自ら思いついた言葉を「腹中有書」と題した備忘録に書き留める習慣があるのだそう。

それをまとめた書籍『人をつくる言葉』から、「仕事」に関する言葉を一部紹介。世界的に偉大な研究者として上り詰めるまで相当な努力をしてきたであろう大村さんが選んだ言葉は、どれも力強く、心に響きます。

01.
嫌なことは
一番先に自分がやってみせろ

ノーベル賞化学者がメモしていた「14の仕事論」とは?

人は一見して無駄になりそうなことやきついことをやりたがらないものです。しかし私は、あえてそれらを額に汗して一生懸命にやってみる中から、普通の人が思いもよらない成功が生まれてくるのだと考えています。そのような姿を見せると、人もついてくるのです。

02.
誰にでも何でも聞いている
恥じることはない

私の祖母は、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を座右の銘にしていました。。私もそれにならい、分からないことがあれば、たとえ相手が学生であっても聞くようにしています。

03.
私は狩人、
見たこともない
聞いたこともない
誰も知らない獲物を狙う

スプーン1杯の土の中には、一億から十億個の微生物が生きています。それらはたくさんの化学物質をつくって生命を営んでいますが、その多くは未知の物質です。私が50年以上続けてきた研究は、それらの化学物質を特定し、社会の役に立つ医薬や試薬をつくることでした。

04.
行動を起こすことにより、
何かが生まれる
行動を起こさなければ、
何も生まれない

物事に取り組むときは、慎重であるよりも果敢であるほうが良い結果を生むものです。冷静に事を運ぼうと考えすぎると、往々にして手が動かなくなります。実際に手を動かし、行動を起こさないかぎり、どんな可能性も具体化しません。

05.
不可能の対語は
可能ではなく挑戦です

ノーベル賞化学者がメモしていた「14の仕事論」とは?

物事をやり始めたら、たとえ失敗を繰り返しても諦めずに挑み続けることです。それが自分のやりたいことならなおさらです。成功した人というのは、人の2倍も3倍も失敗しているものです。

06.
井戸を掘るなら
水の湧くまで掘れ

幕末から明治期にかけて活躍した農政家の石川理紀之助(1845〜1915)の言葉です。『心のじょうぎ』(財団法人石川翁遺蹟保存会認可記念、石川榮太郎発行、1957年)より。

07.
失敗の最大なものは、
なに一つそれを
自覚しないことである

本当の過ちとは、過ちそのものに気がつかないこと。大英帝国の歴史家であるトーマス・カーライル(1795〜1881)の言葉です。カーライル著『英雄崇拝論』より。

08.
進歩発展に最も害するものは
青年の過失ではなくして
老人の跋扈(ばっこ)である

「老人は少壮者の邪魔をしないようにすることだ」という意味です。第二代住友総理事の伊庭貞剛(1847〜1926)が、著書『少壮と老成』に記した言葉です。

09.
損得ぬきで何かをやり
「自分でもバカなことをやっているものだ」
と思うような人間でなければ
一流になれない

私の専門分野では、普通のことをやっていたら世界の研究者には太刀打ちできません。では、どうすればいいか。「普通じゃないこと」に取り組めばいいのです。ほとんどの場合は失敗しますが、そこから本当に独創的なものが生まれるのです。

10.
他人の仕事の成果を
ラッキーだったと云う人間は
本当のラッキーを知らない人間だ

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