スティーヴィー・ワンダーがアノ名盤を全曲披露、“憎しみより愛を”訴える

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スティーヴィー・ワンダーがアノ名盤を全曲披露、“憎しみより愛を”訴える

 スティーヴィー・ワンダーが7月10日にアルバム『キー・オブ・ライフ』をコンセプトにしたコンサートを開催し、“憎しみより愛”を選ぼうとファンに呼びかけるとともに、世界中で起きている事件への絶望感を表した。

 【British Summertime Festival】出演に際し、ロンドンにあるハイドパークのステージでパフォーマンスを行ったワンダーは、コンサートの冒頭にて、“この困難な時においてファンのみんなを愛している、前向きに生きてほしい”と語りかけた。

 「憎しみよりも愛を選んでほしい。簡単なことさ。憎しみよりも愛、過ちよりも正しいこと、卑屈よりも親切を選ぶんだ。希望が全くないより希望をね」

 今回のコンサートでワンダーは【グラミー賞】アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞作でもある1976年の名作『キー・オブ・ライフ(Songs in the Key of Life)』にフォーカスし、同アルバム全曲を披露。曲に移る前には、このアルバムが40年近く経っても大きな影響力を持つことに喜ぶも、歌や歌詞にある状況が今でも世の中に存在することが悲しく、胸が痛むと話した。

 また、“Black Lives Matter(黒人の命だって大切だ)”ムーブメントにも触れ、「どんな命も大切だが、私が黒人の命が大切だと言う理由は、我々が世界の人間の起源だからだ。要するに、ここにいる誰もが黒人の血を引いているということだ。みんなソウルを持っているのだから、自分の文化を否定するのはやめよう」と話した。

 スティーヴィー・ワンダーは満員となった6万5,000人の観衆を前に2時間以上のステージを披露し、今年の【British Summertime Festival】を締めくくった。

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