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心臓疾患を持って生まれてきた双子たち。自然治癒は難しいと言われていたのに、驚異的な生命力に感動!

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初めての妊娠は順調そのもので母体や胎児ともに何もなく、元気で健康な男の子を出産しました。

しかし、2度目の妊娠では予想外の双子が判明。

長男の世話を頑張りすぎたのか、私は妊娠24週で入院。3か月の入院生活を余儀なくされました。そして、36週1日、予定帝王切開を1週間後に控えた日、徐々に強くなる陣痛を薬で止められなくなったためその日の朝、緊急帝王切開が決まりました。

手術が決まると、あれよあれよと準備が進み、お昼には出産できました。私は、ほんとに双子を出産したんだーと感動しました。その夜は、自分の痛みとの闘いで子どもには会えませんでした。 関連記事:予定帝王切開の日を前に破水、心拍低下…「きっと無事」と信じて挑んだ双子出産

次の日、先生が部屋に来て「今二人とも、低血糖と黄疸が出てNICUにいるよ。様子見でまだ管が通っているけど、大丈夫ならすぐ出られるから」と教えてくれました。体重は二人とも2600g越え。あまり心配していませんでした。

しかし、出産して3日後。また、予想外のことを言われたのです。

NICUに呼ばれました。小さな部屋に行くと知らない先生がいて「小児心臓科の先生です」と言われたとたん、頭が真っ白に。まさかうちの子が?と何言われるのかドキドキして怖かったです。

先生は静かに紙に心臓の絵を描き始めました。そして、双子の心臓の状態を教えてくれました。

心室厨房欠損。

心臓の一部に穴が開いていて、酸素がうまく運べず血の巡りが悪くなることです。この疾患が、二人ともあると言われたのです。幸い、穴の部分が筋肉質の場所で、自然に穴がふさぐ可能性があるようです。

一人は2mmで自然治癒する可能がある大きさであるということ。

もう一人は7mmも開いていて、自然治癒は難しいと言われました。酸素が体に回りにくいため疲れやすくミルクの飲みが悪くなることがあります。薬を飲むか、手術になる可能性もありますと言われて、私は頭がついていけず涙が出てきました。

「今度は、病気?!」双子の妊娠・出産を終えた私には、新たな試練でした。

心臓の検診は3か月ごとにありました。退院し、初めての検診の時、赤ちゃんの成長の力に驚かされました。先生が「二人とも穴が塞ぎ始めています。特に、7mmの子は驚くほどの速さで閉じています」と言ってくれたのです。

また、先生は笑いながら「7mmあった子の穴のほうが小さいですよ」と教えてくれました。薬も手術もせずになんとかなり、すごくうれしかったです。

それから私の不安が一気に軽くなりました。

1歳半の検診では、7mm空いていた子のほうが完全に閉じるのが早かったのです。「2mmの子は決して遅いのではなく、普通の速さで閉じていますからね」と教えてくれました。

私は、双子の妊娠を通して、生命の神秘をつくづく感じました。ひとつだった胎芽が二人になり、狭いお腹の中で育っていく。心臓に大きな穴があっても懸命に育ち見事に疾患を克服できたことはとてもうれしく、幸せに思います!

妊婦さんは、赤ちゃんが健康に育っているか不安に思うと思います。でも、赤ちゃんの生命力は本当に強いです。赤ちゃんを信じて、毎日笑顔で過ごしてくださいね。 関連記事:予定日より3ヶ月も早く生まれてきた双子。NICUで徐々に体重が増えていく様子を見守ったあの頃

著者:えりりん

年齢:30歳

子どもの年齢:4歳、2歳の双子

3人ほしいという夢は、2回目の妊娠で双子だったため2回の出産で願いがかないました。毎日兄妹喧嘩ばかりのこどもたちのやりとりに日々成長を感じながら、あわただしく毎日を過ごしています。今の目標は、料理をうまくなって子供たちの好き嫌いをなくすように食卓を工夫することです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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