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世界のオフィスの「うらやましすぎる休憩」事情

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日本の企業では仕事中、1時間の昼休憩しかないところがほとんどだろう。ところが海外には、日本のビジネスマンからするとうらやましくなるような、一風変わった「休憩文化」があるらしい。各国の大使館や大手旅行代理店のH.I.S.に話を聞いてみた。

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●社交の時間を大切にする スウェーデンの「フィーカ」

「スウェーデンには、『フィーカ』というコーヒーブレイクタイムがあります。目的は休憩もそうですが、仕事仲間との『社交』の意味合いが強い習慣です」(スウェーデン大使館広報部)

時間は特に決まっていないそうだが、多いときは1日数回フィーカをすることも。スウェーデン大使館でも、隔週の全体会議の後に10~30分程度フィーカをするのが決まりだそうだ。フィーカではコーヒーと一緒にクッキーなどのお菓子や果物を食べる。他に、日本人にもなじみ深いスウェーデンの伝統菓子・シナモンロールがテーブルに上がることも多いのだとか。

●おやつというよりもはや食事 フィリピンの「ミリエンダ」

朝昼晩の3食とは別に午前10時ごろと午後3時ごろの2回、おやつ休憩の「ミリエンダ」を挟むのはフィリピン。おやつと言ってもお菓子や果物を食べるわけではなく、

「ピザやパスタ、ハンバーガーなど、1食分に相当しそうな量のしっかりとした食事をとることが多いです」(フィリピン大使館)

というから驚きだ。仕事中でも手を休めて、買い物に行ったり出前を取ったりするらしい。飲食店でもミリエンダ用のメニューがあるなど、国民の生活の一部として溶け込んでいるのだ。

●一休みの態勢も万全! インドのおやつ休憩文化

インドでも、具体的な呼び名はないが、仕事中におやつ休憩をとるオフィスが多い。日系企業ではなかなか見られないが、現地の会社ではスタンダードな習慣だ。ランチの後、15時前後に甘い紅茶とビスケットやサモサ(パイのようなインド伝統の軽食)などを楽しむ。仕事をしながらデスクで食べたり、休憩室に集まって食べたりするなど、過ごし方は会社によって様々。さらに、「ほとんどのオフィスで、お茶やお菓子をサーブしてくれるスタッフがいます」(H.I.S.広報担当)と、おやつ休憩を取るための態勢も各企業しっかりと整えている。

●都市部では少しずつ習慣が薄れてきているスペインの「シエスタ」

最後に、日本でも有名な海外の休憩文化といえば、スペインの「シエスタ」だ。「スペインの昼食は大抵14時からで、子供たちも家に帰って家族全員で食事をします。さらに昼食後も自営業などの人々は、17時ぐらいまで昼寝などをしています」(H.I.S.広報担当)。現地で買い物しようと店を訪れたのにどこも閉まっていた…とシエスタを知らずに戸惑う観光客も多い。

しかし、近年は少し事情が変わってきているようで「マドリードやバルセロナなど、都市部で生活する人々の間では、シエスタの習慣が薄れつつある」(同)という。国の生産性を上げるために、国会や関係省庁では真剣に廃止が検討されているのだ。すでに国家公務員は、シエスタが禁止された。

ただし、今でもシエスタが根強く定着している地域もある。「もともと日差しの強い日中の労働を避けるという目的もあり、アンダルシア地方など、夏場に40度を超える地方ではシエスタの習慣が残っています」(同)。

今回取り上げた国では、休憩がどこも文化として定着しているため、休み時間は仕事をスパッと止める人も多いようだ。甘いもので糖分をとったり昼寝をしたりすれば、仕事の能率アップも期待できる。日本でもぜひ導入してほしいものだ。

(藤原達矢/アバンギャルド)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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