気分はビーチサイド?固いコンクリートの階段で快適に日光浴が楽しめるベンチ
欧州の都市では、人々が屋外の階段に座り込んでいる光景をよく見かけます。
お金がかかるからカフェには入りたくないけど友達とおしゃべりをしたいという節約派の学生たちや、日光浴をするためにただぼーっと座っている人など、理由は様々。特に天気の良い日などは階段が大賑わいで、歩く人のほうが気を使いながら通り過ぎたりします。そんな階段大好きヨーロピアン達が大喜びしそうなベンチが、ポーランドに登場しました。
街のアーティストが、持て余された階段をリニューアル
(c) no studio
ここは、ポーランド第四の都市で、国内で最も古い都市のひとつであるヴロツワフ(Wrocław)。人々が、川辺の階段で気持ちよく甲羅干しを楽しんでいますね。でもよく見ると、何やら青いベンチのようなものに腰かけているのがわかります。
(c) no studio
これは、地元ヴロツワフを拠点に活動しているクリエイターグループ「no studio」が生み出した「マイクロインスタレーションズ」(microinstallations)という作品。「DoFA」(ポーランド語の「建築のドルヌィ祭」の略)と呼ばれるヴロツワフで実施された建築物に関するイベントに合わせて作られたのだとか。
このベンチが設置された屋外階段は、赤くて可愛らしい歴史ある橋のすぐ横ですが、特別な用途もなく持て余された場所だったそう。
(c) no studio
この活用されていない、忘れられた場所を人々が集う活気のある場所として再生するべく、このマイクロインスタレーションズは投入されました。生みの親である「no studio」のモットーとしてホームページに「モニュメントを作るよりも、問題解決を心掛けている」と書かれていますが、ポリシーにしっかりあった作品ですね。
街の階段が、ビーチに負けないリラックススペースに
(c) no studio
このベンチには二人まで座ることができますし、一人でのびのび使ってもOK。
(c) no studio
半分ベンチ、半分ビーチベッドのような形。ありそうで無かった、絶妙な作品です。これなら、街の階段を海辺のビーチにも負けないデートスポットに変えてくれそうですね。
(c) no studio
とても便利なスペースなので、もしかしたら今後は他の国や街でもマイクロインスタレーションズを見かけることがあるかもしれませんね。混雑してる観光地ではなく、人々が行かなくなって忘れ去られた場所にこそ活用してほしい作品だと思います。
(c) no studio
[Photos by Shutterstock.com]
[no studio’s microinstallations aim to restore neglected locations in poland]
[no studio]
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