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ある国産時計とトヨタ クラウンの不思議な関係

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▲写真は先代トヨタ クラウンロイヤル。その系譜をたどると1955年登場のトヨペット・クラウンに行き着きますが、それと国産時計との関係とは……

「元」最高級機の色褪せない魅力

初めて身銭を切って時計を購入しました。セイコーの「ロードマーベル」という時計で、今から約60年前から作られていたものだそうです。

買う直前、いや購入してから知ったのですが、この時計、実は発売当時、国産時計として最もハイクラスなモデルだったらしいのです。

1960年に「グランドセイコー」が登場したことで、最高級機の地位からは追われるものの、その後も準最高級機としてなかなかの人気を誇ったとのこと。最高級機であったが故の風格をもちながら、途中でその座を降りたが故に控えめな価格で中古が手に入る、という現代の庶民にとってはうれしいモデル。……と聞くと、ある車のことが頭に思い浮かんできました。それは国産を代表するセダン、トヨタ クラウンです。

▲筆者は時計マニアでもなんでもないのですが、とあるテレビドラマで主人公が着用しているのをみて衝動的に購入。登場は高級時計=海外製という図式が色濃かった1950年代後半です。通産省(当時)がその後実施した比較試験ではスイス製の高級時計を抑えトップとなるなど、最高級機の名にふさわしいモデルだった……らしいです

「上質」を手頃に手に入れるなら先代ロイヤルを

1955年、発展期を迎える日本自動車界に登場した「純国産車」がクラウンです。その後長きにわたりフラッグシップセダンとして君臨しましたが、1989年のセルシオの登場でその座を明け渡しています。ちなみに、初代から3代目までの車名は「トヨペット・クラウン」となります。

セルシオ登場後も国産高級セダンの代表として世代を重ね、トヨペット・クラウンから数えると現在が14代目。これほど伝統のあるモデルというのは国産車で並ぶものがなく、いかにクラウンがみなさんの支持を受けてきたかが伺えます。

▲初代トヨペット・クラウン。まだ自動車の耐久性などたかがしれていた時代に、ロンドンから東京までの約5万kmを走破するパフォーマンスを見せるなど最高級車にふさわしい性能を誇りました

少々話がそれますが、筆者は冒頭ご紹介した時計を3万円ほどで購入しました。もし新品の高級時計を買おうとなれば、おおざっぱに言って10倍くらいの金額は必要でしょう。では今回、購入後の満足感が十分の一かと言えば、そんなことはありませんでした。時計に詳しくない私が言うのも恐縮ですが、価格と満足度は必ずしも比例しない、と思っています。

それはおそらく、中古車にもいえることだと思います。例えば今回筆者が時計で味わった満足感、手頃な価格のバランスを車に当てはめてみると、先代トヨタ クラウンロイヤルあたりがピッタリなのではないでしょうか。

2012年まで販売されていた先代クラウンロイヤルなら、走行距離6万km程度の物件が総額100万円台半ばで狙えます(7月1日時点)。

この車は「ゼロクラウン」として話題をさらった先々代クラウンロイヤルの後継モデルにあたり、シャシーは同じながらも、乗り心地を中心に熟成された完成度の高さが魅力でした。

またフロントのグリルが開きすぎていない、主張しすぎないデザインも個人的には◎。昨今流行している大きなグリルの車が嫌いというわけではないのですが、気兼ねせず乗れるのはこちらのように思います。

同じくクラウンシリーズで走りを重視したクラウンアスリートも魅力的ですし、ラグジュアリーさを重視すればクラウンマジェスタという選択肢もありますが、とがりすぎていない「素の」クラウンが感じられるのがクラウンロイヤルなんですよね。

先ほどの時計も、非常にシンプルなデザインも購入した理由のひとつでした。上質だけど華美ではない、質素でもないという絶妙なバランスに惹かれたわけです。クラウンロイヤルにはどことなく同じ香りを感じるんですよね。

初代から8代目までが最高級の座にあったときと同じように、上質な走りとその内装。ぜひ味わってみてください。もちろん、手頃な価格で。

▲先代クラウンロイヤルの内装。木目調にベージュのシートと落ち着いた印象です

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先代トヨタ クラウンロイヤルの中古車を見てみるtext/編集部

photo/トヨタ自動車、編集部

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