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国連旗を故意に損壊した場合、何罪となるのか?

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Q.

 刑法92条は、外国国章損壊等の罪を定めていますが、国連旗を故意に損壊した場合には、この外国国章損壊等の罪となるのでしょうか、それとも器物損壊の罪となるのでしょうか?

 また、日本が承認をしていないA国の国旗を損壊した場合はどうでしょうか?

(1)いずれも外国国章損壊等の罪となる
(2)いずれも器物損壊等の罪となる
(3)国連旗損壊は器物損壊等の罪となり、A国国旗損壊は外国国章損壊等の罪となる
(4)国連旗損壊は外国国章損壊等の罪となり、A国国旗損壊は器物損壊等の罪となる

A.

正解(3)国連旗損壊は器物損壊等の罪となり、A国国旗損壊は外国国章損壊等の罪となる

 刑法92条は、「外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊」などした場合の罪を定めています。
 これは、日本国の外交上の利益を保護しようとするものです。

 ここに「国章」とは、国を象徴するものを意味しています。国連旗は、外国の国章とはいえませんので、外国国章損壊等の罪となることはなく、刑法261条の器物損壊等の罪となります。

 これに対して、日本が国として承認していないA国であっても、将来国交を結ぶ可能性もあり、日本国の外交上の利益を保護する必要があります。
 したがって、A国も外国であって、その国旗を損壊すれば、外国国章損壊等の罪となります。

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国連旗を故意に損壊した場合、何罪となるのか?

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