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自然豊かな鎌倉に住む[下] ごみ有料化でエコに目覚める

自然豊かな鎌倉に住む[下] ごみ有料化でエコに目覚める

鎌倉に住んで一番戸惑ったこと、それはごみルール! 都内の「燃える・燃えない」という大雑把な分別に慣れていただけに、10種類の細かな分類、しかもリサイクルできない家庭系ごみは有料の指定ごみ袋に入れて出さなければならない。ルール通りに分別することに慣れるまでに約半年かかったが、助成金のおかげで1割の負担で生ごみ処理機という新兵器も導入。大変だけど新たな発見も沢山あった、鎌倉市のリサイクル事情を紹介しよう。

植木剪定ごみは毎週無料回収、でも燃えないごみは月一回・しかも有料!

ごみの分別ルールが地域で大きく異なることを知ってはいたが、鎌倉の細かさには本当に驚いた。ごみの収集日カレンダーを見ると、「飲料用カン・ビン」「ペットボトル」はもちろん、プラスチックは「容器包装プラスチック」(週1回)と「製品プラスチック」(月1回)、「紙類・布類」(週1回)など大分類で既に10種。さらにその大分類の中でも、「紙類・布類」であれば、段ボール、新聞・雑誌、牛乳パック、書類や手紙などのミックスペーパー、という具合に同じものをまとめて出す。しかも家庭の「燃やすごみ」「燃えないごみ」は有料。素材を確認しながら間違いなく品物ごとに分けてルール通りに出すために、しばらくは説明書が手放せず、仕分けの時間もかかった。【画像1】鎌倉市のごみルールは本当に複雑。しかも「燃やすごみ」「燃えないごみ」は地元のスーパーやコンビニに売っている鎌倉市指定の有料袋(指定収集袋)を購入し、これに入れて捨てなければならない。S/M/L/LLの4サイズがあり金額が決まるが、当初は自分に必要な大きさもピンとこない。一番右のSの上に置いた10円玉でも分かるように、これがスーパーなどでもらう一番小さいサイズの袋という感じ。最小のSサイズが5Lで一枚当たり10円、M(10L)20円、L(20L)40円、LL(40L)80円(写真撮影/長井純子)

【画像1】鎌倉市のごみルールは本当に複雑。しかも「燃やすごみ」「燃えないごみ」は地元のスーパーやコンビニに売っている鎌倉市指定の有料袋(指定収集袋)を購入し、これに入れて捨てなければならない。S/M/L/LLの4サイズがあり金額が決まるが、当初は自分に必要な大きさもピンとこない。一番右のSの上に置いた10円玉でも分かるように、これがスーパーなどでもらう一番小さいサイズの袋という感じ。最小のSサイズが5Lで一枚当たり10円、M(10L)20円、L(20L)40円、LL(40L)80円(写真撮影/長井純子)

鎌倉市で家庭系ごみの有料化が始まったのは平成27年4月1日。有料袋に入れて出すことで、ごみの発生抑制や、出す量に応じた費用負担の公平化を図るのが目的だという。実際、都内マンション暮らしのときはほとんどのものを「燃えるごみ」として大袋で捨てていた。

引越し当日、手伝いに来てくれた鎌倉在住の友人と二人で段ボールを荷ほどきしたときのこと。割れないよう大量に使った古新聞の中から食器を取り出すと、私の周りには食器の山とグチャグチャな新聞のごみの山。しかし友人は丸まった新聞紙のシワを全てきちんと伸ばし、畳み直して束にして資源ごみの古新聞として紙類の日に出してね、と教えてくれた。なるほど、リサイクルできる新聞等の紙類は、無料回収なのだ! 今までの癖で、引越し時も大量の燃やすごみを有料で出すところだったが、友人のおかげでかなりのものがリサイクルできることを学んだ。【図1】平成27年4月から有料化された燃やすごみ。無料だった前年同月と比べて平均で約16%減、さらに有料化前には重量ベースで燃やすごみの中に約26%混入していた資源物が13%になるなど、はっきり目に見える削減効果があったという(資料提供/鎌倉市役所環境部ごみ減量対策課)
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