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【お仕事インタビュー】子どもに人気の職業『ディスパッチャー』とは!? 〜 フライトの安全と定時性・経済性を考える“地上のキャプテン”

生活・趣味
【お仕事インタビュー】子どもに人気の職業『ディスパッチャー』とは!?  〜 フライトの安全と定時性・経済性を考える“地上のキャプテン” f:id:arkcomm:20160701043255j:plain

航空関連のお仕事というと、パイロットや客室乗務員など華やかな職業の印象が先行しがちですが、飛行機の安全で快適な運航はさまざまな職種の人の力が結集して成り立っています。

そのなかでも最近注目を集めている職業のひとつが『ディスパッチャー(運航管理者)』。地上から安全なフライトを支援する仕事でありながら、”責任の重さはパイロットと同等”という、極めて重要なお仕事です。現役のディスパッチャーが日々どのような業務にあたっているのかを、スカイマークの田長丸(たちょうまる)さんに聞きました。

安全で経済的なフライトを計画・遂行する

—はじめに運航管理者とはどんな仕事なのかを教えてください

田長丸:運航管理者の仕事は2つあり、1つはフライトプランの作成です。フライトプランは、フライトの概要をまとめた計画書のこと。航空機の型式、搭乗人数、出発時刻、航路などの基本情報に加え、天気を確認しながら、安全かつ低燃費で飛行できる巡航高度と燃料積載量を計算して記載します。できあがったフライトプランを元に、機長が航空機を目的地に向けて飛行します。

もう1つの仕事はフライトウォッチで、巡航中の航空機に乗っている機長を地上から支援する業務です。フライトプランの通りに飛行しているか、天気の急変はないか、航空機に不具合は発生していないかといった情報を、無線や文字通信システムを使って、リアルタイムに交信します。もしも前方に積乱雲の急発達を観測したら、迂回コースを提案することもあります。

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低燃費の鍵は天候、高度、燃料積載量

—安全で低燃費に飛べる高度とはどういう意味なのでしょうか?

田長丸:運航管理者はいかに安全で、定時性を守り、経済的なフライトにするかを考えながら、フライトプランを作ります。安全面では、天気図を見ながら、積乱雲や乱気流の発生が予測できるところを、回避するコースを考えます。決められた航空路を大きく外れない迂回路、大気が安定している高度を探すわけです。

経済性についてですが、航空機の燃費は、高度によって大きく変わりますので、フライト全体を通して、安全を担保した上で、最も低燃費な運航ができる高度を検討します。燃費が高度によって変わる理由はいくつかあります。

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