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「コロムビアうたまつり2016」中野サンプラザにて開催、美空ひばり・島倉千代子の秘蔵映像も

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演歌・歌謡曲ジャンルのより一層の発展を目的に企画された「コロムビアうたまつり2016」が、7月6日に東京・中野サンプラザホールにて開催された。

当日は昼夜の2公演が行われ、昼の部は細川たかし、冠二郎、新沼謙治をヘッドライナーに、若山かずさ、走裕介、出光仁美、松阪ゆうき、村木弾、それに五月みどり、弘田三枝子の全10人が出演。夜の部は、五月と弘田の2人が初代コロムビア・ローズと伊藤咲子に替わり、昼夜合わせて約4000人のファンが詰めかけた。本記事では昼の部の模様をレポートする。

和太鼓のパフォーマンスで幕を開けた昼の部。拍手の中迎えられた細川たかしは、会場の手拍子を煽りながら「浪花節だよ人生は」を披露すると、ラストはステージ上にこの日の出演者を集めて熱唱した。細川は「こんなにたくさんの方々が来てくださるのは大変なことだね、冠くん。」と冠に語りかけると、冠は「感無量です!」とお馴染みのギャグを交えて応じ、会場は大爆笑。

続けて細川は最近結婚した冠二郎をいじってみせると、冠は汗まじりに馴れ初めを語り、新沼は「冠さんは恥ずかしがり屋だから。」とフォローした。また、細川は冠が年齢を5歳サバ読んでいたスクープについても言及すると、新沼は「最近は“お冠さん”と呼ばれている」と明かし、笑いを誘った。その後は新沼が「嫁に来ないか」「ヘッドライト」を歌うと、冠は「炎」で“セイヤ!”の掛け声もばっちりに会場を盛り上げ、「旅の終りに」と続けて豪華ヘッドライナー陣の実力を見せつけた。

続いては「昭和歌謡名曲パレード」と銘打ち、出光仁美、村木弾、松阪ゆうき、走裕介、若山かずさと、若手演歌歌手による昭和の名曲カバーが華を添えていく。さらに“ポップス界の女王”とも称された弘田三枝子が登場すると、一際大きな拍手の中、大ヒット曲「人形の家」で魅了。弘田は「(デビューから)走馬灯のように来ちゃった感じで、心の中はデビュー当時と変わっておりません。」と歌手活動における気持ちを語り、最新曲「ひいふうみいよう」を熱唱した。

中盤では「思い出の中野サンプラザ」と銘打った、美空ひばりと島倉千代子が同会場にて行った秘蔵映像コーナーへ。スクリーンに蘇ったひばりが「マイ・ウェイ」のステージを展開すると、ステージには細川と弘田が招かれ、1967年のひばりのコンサートにデビュー当時の細川がゲスト出演した際の秘蔵写真が公開。

ひばりの歌の魅力については細川は「聴いたほうが早い」と簡潔に語り、弘田は「とにかくお千代姉さんは、鈴が天から転がって鳴っているような、本当に真似のできない声で、いつ聴いても感動したのを覚えています。ひばり大先輩は、歌の女神様ですね。私もひばりさんの声を小さい頃に聞いた時に、ものすごいショックを受けたことを覚えています。本当に人の声なのかというくらい。」と感情たっぷりに語った。

その後島倉、美空の秘蔵映像が続々と公開されると、観客は見入ったり肩を揺らしたりと楽しみながら、最後は若山・出光による「人生いろいろ」、そして走・松阪・村木を加えた「人生一路」の歌唱で締めくくった。

うたまつりも終盤に差し掛かると再び新沼がステージに上がり、故郷・大船渡の復興への想いを込めて自身で作詞・作曲をした「ふるさとは今もかわらず」を純朴な歌声で届け、新曲「俺の昭和が遠くなる」を披露する。

続く五月みどりは「おひまなら来てね」で手拍子を沸き起こし、「一週間に十日来い」と昭和の大ヒットをうっとりする歌声で魅了。冠二郎は「独身で終わろうと諦めかけていた矢先に、天から降ってきた宝物というか、相棒ですね。」と改めて今春の結婚について語り、「一人暮らしに疲れて、あと2年ぐらいしたら真剣に歌手を辞めようと思っていたんです。これから20年は歌いますので!」と宣言し、NHK紅白歌合戦に初出場を果たした楽曲「酒場」、そして50周年曲「友情の海」を披露した。

ラストを飾った細川は、「矢切の渡し」をバックに舞踊を従え披露。「北緯五十度」では和太鼓とともに、「佐渡の恋唄」ではさらに尺八も加えた演出でたたみ掛けていく。続けた「津軽山唄」では、そのボーカルで圧巻。スクリーンに映し出された移りゆく景色の中、時にマイクを離しその声量を見せつけるステージで会場は幾度となく拍手に包まれる。そして最後は尺八、和太鼓、津軽三味線とともに「望郷じょんから」を渾身のパフォーマンスで披露すると、この日一番の鳴り止まない拍手を沸き起こした。

コロムビア黄金伝説ともいえるステージは、最後に改めて出演者が並び、細川の「ありがとうございました。」で深いお辞儀とともに幕を下ろした。なお、美空ひばりと島倉千代子が同じジャケットに載った唯一のシングルレコード「つばなの小径/白い小ゆびの歌」が復刻版としてCD化され、会場限定にて販売された。

イベント詳細
「コロムビアうたまつり2016」
2016年7月6日(水)東京・中野サンプラザホール
【昼の部】開演13:30(開場12:30)
M. 朝日の前で/イースト木村
M. 相馬恋唄/相馬清志
M1. 浪花節だよ人生は/細川たかし
M2. 嫁に来ないか/新沼謙治
M3. ヘッドライト/新沼謙治
M4. 炎/冠二郎
M5. 旅の終りに/冠二郎
M6. 新宿の女/出光仁美
M7. 奥飛騨慕情/村木弾
M8. 雪國/松阪ゆうき
M9. 兄弟船/走裕介
M10. おんなの出船/若山かずさ
M11. ござる〜GOZARU〜/村木弾
M12. 南部恋うた/松阪ゆうき
M13. 北の傷歌/走裕介
M14. 人形の家/弘田三枝子
M15. ひいふうみいよう/弘田三枝子
M 農夫の喜び/イースト木村
<美空ひばり/島倉千代子映像>
M16. 人生いろいろ/若山かずさ・出光仁美
M17. 人生一路/若山かずさ・出光仁美・村木弾・松阪ゆうき・走裕介
M18. 涙のお酒/出光仁美
M19. 蛍火の恋/若山かずさ
M20. はぐれ雲/山田かつし
M21. ふるさとは今もかわらず/新沼謙治
M22. 俺の昭和が遠くなる/新沼謙治
M23. おひまなら来てね/五月みどり
M24. 一週間に十日来い/五月みどり
M25. 酒場/冠二郎
M26. 友情の海/冠二郎
M27. 矢切の渡し/細川たかし
M28. 北緯五十度/細川たかし
M29. 佐渡の恋唄/細川たかし
M30. 津軽山唄/細川たかし
M31. 望郷じょんから

関連リンク

■「コロムビアうたまつり2016」http://columbia.jp/utamatsuri/

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