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クルーガーランド金貨を買取に出す時に知っておきたい豆知識

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クルーガーランドってどんな金貨?

null出 典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
クルーガーランド金貨は、南アフリカ共和国の造幣局が発行している地金型金貨です。約5000万枚発行されたとされています。
現在扱われている地金型金貨の中ではもっとも初期に製造された、いわば地金型の先駆けといえるコインです。
表面にはトランスヴァール共和国の元大統領ポール・クリューガー氏の肖像が描かれ、裏面にスプリングボックというレイヨウの一種が彫刻されています。

K22合金が用いられており、金の含有量は重量の約91.67%。残り8.33%分混ぜられた金属が銅なので、ピンクゴールドのようにやや赤みを帯びています。
合金であるために純金より硬度が高いので、地金型金貨としては比較的傷つきにくく扱い易いコインといえるでしょう。

K22のため、その分重量は重く造られています。通常1トロイオンス金貨は31.103gですが、クルーガーランドの1トロイオンス金貨は33.931g。金の含有量が正確に1トロイオンスになっているのです。
他には1/2、1/4、1/10トロイオンスの金貨が発行されています。

1980年代には日本でも特にコレクター人気の高いコインでしたが、当時、南アフリカ共和国で行われていたアパルトヘイトへの抗議行動で、世界各国が輸入を制限したこともありました。
2015年には限定版としてプルーフ硬貨が4種セットで販売されています。
出 典:South African Mint

プルーフ硬貨とはコレクション用に、表面を特別に処理した硬貨のことです。光沢が美しくキズひとつないので、地金型というよりは収集型金貨として好まれます。

地金型金貨とはどんなものか

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クルーガーランド金貨は地金型金貨と説明しました。では、地金型金貨とは何のことでしょうか。

地金とは金属インゴットのことを表現した言葉です。金属を貯蔵しやすい大きさと形に固めて、取引に用いたり資産として扱ったりします。
つまり地金型金貨とは、貯蔵しやすいようにコインの形を採用した金属インゴットのことです。

各国の造幣局で製造される法定貨幣でもあるので、その表面に記載された額面通りのお金としても使用できます。しかし、その本質はインゴット。貴金属の含有量と重量を、日々の取引相場で計算することで本当の価値が示されます。

地金型金貨はその重量によって4種類製造されることが一般的です。
貴金属の重量単位である1トロイオンス(表記記号はtoz。31.1034768グラム)を基準として、一枚に1toz分の貴金属が用いられている金貨を1トロイオンス金貨と呼びます。短縮して1オンス(oz)金貨と表記されることが多いですが、意味は同じです。
その他に重量によって1/2、1/4、1/10トロイオンス金貨が製造されます。
1/10トロイオンス金貨であれば、約3.1gの金が使われている計算になり、地金としての価値も1/10となります。

地金型金貨は、通常の金属インゴットと比べると小さいために、1枚の価格が安く小分けに購入できます。
しかも500g以下の貴金属を購入するときにかかる手数料(バーチャージ)がかからないため、少額で投資するときにはメリットが高いとされているのです。

地金型金貨の特徴、プレミアムとは

この地金型金貨と通常の金属インゴットを比べたときに、もっとも異なる点は、コインの形状にするためにデザイン料や製造費用、輸送費といった諸経費がかかっていることです。
そのため、地金型金貨には時価価値に加えて、諸経費分の金額を上乗せして売買されます。これをプレミアムといいます。

地金型金貨の売買はプレミアムがつくために、同じ時価のインゴットと比べると若干割高になります。
プレミアムは金貨ごとに異なりますが、一般に金貨の金含有量が高いものほど割合が少なくなります。1トライオンス金貨と1/10トライオンス金貨では、1/10金貨のほうが高いプレミアムがかかり、金の時価以外の価格が高くつくということです。
ですから金貨を購入するときは、できるだけ1トライオンスに近い金含有量のコインのほうがよいということになります。

地金型金貨は傷つけないように扱おう

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実は、このプレミアムが地金型金貨の取り扱いに非常に大きく関わってきます。

プレミアムはコインという形状にかかった諸経費です。ですから、コインの形が崩れてしまうと上乗せする意味がなくなってしまいます。
欠けたり擦り傷がついたりすることによって、明らかにデザインに影響が出てしまうと、プレミアムがつかなくなるのです。

つまり、購入時にはプレミアム分の金額を支払ったのに、傷がついたばっかりに売却時にはプレミアムがつかずに安く買い取られてしまうということがあり得えます。

特に純金は非常に軟らかいことを忘れないで下さい。ちょっとした扱いのミスで簡単に傷がつきます。
地金型金貨は傷をつけないように、扱いや保管には十分な注意が必要です。保護のためにパックやフィルムが施されているなら、剥がさないようにしましょう。

クルーガーランド金貨にはプレミアムがかからない

クルーガーランド金貨には、現在プレミアムがかかっていません。
地金型金貨でありながら完全にインゴットと同じ扱いなのです。
その意味では他の地金型金貨と異なり、取り扱いに必要以上の注意を払うことはありませんから、気が楽かもしれませんね。

クルーガーランドの買取相場はどのくらい?

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前述したように、地金型金貨でありながらプレミアムがつかないクルーガーランド金貨は、いわば小さな金インゴットです。
買取価格の基本は、K22の金相場から各買取業者が設定した買取単価と金貨の重量によって決まります。

その意味では、各買取業者で大きな差が出にくい金貨といえますが、実際はどうでしょうか。
情報を集めてみましたので、参考にしてみてください。

・買取本舗七福神
 K22買取価格4,256円(7月7日)
 1トロイオンス金貨(33.931g)の場合、144,410円。ただし状態による。
出 典:買取本舗七福神

・FOREST
 1トロイオンス金貨:136,854円(7月7日)
出 典:FOREST

・金貨買取本舗
 1トロイオンス金貨:135,032円(7月7日)
出 典:金貨買取本舗

・月の金貨
 1トロイオンス金貨:134,915円(7月7日)
出 典:月の金貨

このように大きな価格ではないにしても、多少の差があります。
1枚だけならそれほど気にならないかもしれませんが、複数枚を買取に出すならはっきり買取金額が違うことでしょう。
インゴットと変わらない扱いのクルーガーランド金貨であっても、やはり買取価格の比較は必要のようです。

クルーガーランド金貨を買取するなら必ず比較しよう

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クルーガーランド金貨は地金型金貨の先駆けとなった歴史あるコインです。
しかし、現在では地金型金貨の特徴であるプレミアムがついていない、まさにコインの形をした金インゴットとなっています。
その意味では、買取価格が安定している扱いやすい金貨といえるでしょう。

それでも前述したように買取業者によって若干買取相場に差があります。特にまとまった枚数を持っているなら、買取額に明確な違いが出るでしょう。
クルーガーランド金貨を買い取りに出す時も、やはり事前の情報収集と業者の比較が大切です。

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