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ビョーク「VRは300年前のバイオリンと同じ」

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J-WAVE月曜−木曜の14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)。7月6日(水)のオンエアでは、先日来日していたビョークのトークショーの様子をお届けしました!

このビョークのトークショーは、6月28日に日本科学未来館で行われたもので、現在開催中の展覧会「Björk Digital−音楽のVR・18日間の実験」のスタートに合わせて実現したもの。

「Björk Digital」と題された展示会は、シドニーに続いて世界で2回目となり、会場では来場者自らがVR(バーチャル・リアリティ)のヘッドセットを付け、360度広がるビョークの音と映像の世界に身を委ねて楽しむことができます。

デジタルの最新技術をいち早く作品に取り入れ、しかも「展覧会」という形で実現させたビョーク。その背景には、最新デジタルに対する彼女のある“想い”もあったようです。

トークショーの会場には日本のVR技術を引っ張るトップクリエイターも多数来場していました。ビョークに聞いてみたいことを募ると「アーティストは、新しいテクノロジーで表現を生み出すことについて、エモーショナルな部分、人とのコネクションの獲得についてどういう風に意識しているのか」という質問が。

すると「ミュージシャンである以上、自分に与えられた役割というのはこの人間らしさ、人間臭さ、そして人間ならではのソウル、それをいかに伝えるかということだと思うんです」とビョーク。

また、ビョーク曰く、バイオリンという楽器は300年以上前に発明されて、“バイオリンをこう弾いたらこういう感情が表現できる”というものがその長い時間の中でどんどん培われていき、今では西洋音楽におけるクラシック楽器となったそうです。

このことから、「言ってしまえばコンピューターって、昔のバイオリンみたいなものだと思うんですね。だからバイオリンと同じように、コンピューター、VR、今のテクノロジーも“人間のこういう感情を伝えるにはこれをこう使う”というような方法がどんどん蓄積されていくはず」と、今となってはクラシックとされているバイオリンも、300年前は表現方法が確立されていなかったことを例に、VRもいずれスタンダードになっていくことを予想。

電話が発明された時に、人々は「会わなくても人と話せるということは、人間ならではの触れ合いがなくなり人間らしさが失われる」とパニックに陥りました。しかし、100年経った今、人々は電話をツールとして使いつつ人間らしい営みを続けています。

「同じようにVRというテクノロジーも、将来的には、“こういう感情をこの人に伝えたい”と思った時にはこういう使い方をしよう、といろいろな使い方が増えていくと思います」と自身の考えを口にしました。

「人間の歴史っていうのはすごく長いです。何十万年もずっと人間は生きてきました。今後も生きていくにあたって、やはり人間らしさ、人間臭さっていうのが私たちの一番大きな部分だと思うので、恐らくこれから、どのツールを使ったとしても“このツールでどうやって感情を伝えるか”ということを私たちは模索し続けて、そしてそれを見つけていくものだと思っています」(ビョーク)。

【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

音楽とテクノロジーが融合!ビョークの喉の中に入り込むVR体験も!(2016年06月30日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/vr.html

錯覚、振動、スリル! 最先端のVR技術が凄い!!(2016年05月12日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/-vr.html

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