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「一人飲み」だからこそ分かるビジネスの極意 【矢島雅弘の「本が好きっ!」】

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なさん、こんにちは!ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

僕がパーソナリティを務めるインターネットラジオ『矢島雅弘の「本が好きっ!」』。第14回のゲストは『出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め』(集英社刊)の著者マッキー牧元さんでした。

■あまりの素晴らしい描写にお腹がすきました

食通のための月刊誌「味の手帖」(http://www.ajinotecho.co.jp/)の編集顧問であり、「タベアルキスト」の肩書きを持つマッキーさん。恰幅のよいナイスミドルでした。

様々な名店を知るマッキーさんですが、今回のご著書では「一人飲み」に適した名店を紹介し、そこから学べることや学ぶための姿勢について教えてくれます。

この、『出世酒場』、酒場から学べる極意とともに、本当に美味しそうな料理の説明とその描写が素晴らしくて、とにかくお腹が減ってしょうがなかったです!この点、これから本書をお読みになる皆さんは気を付けてくださいね。

■下戸の人が喜ぶ言葉をいただきました

さて、マッキーさんにお会いした時、僕は一つだけ気後れして中々言い出せない事がありました。僕の番組をずっと昔から聴いてくれている人はご存知だと思いますが、実は僕、お酒を一杯飲み切ることができないほどの下戸なのです。

お会いしてしばらくしてから、やっとの思いで下戸であることをカミングアウトするとマッキーさんはこう言ってくれました。「下戸の人に言いたいことは、遠慮しないでってことだね。下戸の人が遠慮していたらこっちも遠慮しちゃうから、場に合わせててくれればOKだよ」

これ、下戸の人間からすると大変ありがたいお言葉です。

■一人で飲むからこそ見えてくる景色

本書のテーマは「一人飲み」。マッキーさんは近年若者を中心に一人飲みをした事が無い人が増えている状況を指してこうも言います。――「一人飲みをしてないのは大きな機会損失だよ」

下戸の僕はここでも途方に暮れてしまいました。ですがマッキーさんはこうフォローしてくれました。「例え下戸でも一人だったら自分のペースで飲めるし、全くお酒が飲めなくても料理を味わうことはできるよね。お酒が飲める人の中にも、一人飲みは恥ずかしいなんていう人がいるけれど大丈夫、誰も見てないから。遠慮せずまずはお店に入ってみよう。」

これも大変ありがたいお言葉です。

そしてマッキーさんが「一人飲み」を推奨する理由とは、ワイワイガヤガヤ騒ぐ多人数での飲み会よりも、色々なことが見えてくるからなのだそうです。例えばお店の人の接客方法や周囲のお客さんの言動、料理やお酒に施されたちょっとした工夫など。一人でじっくりとお酒を味わっているとこういったことが自然と目に入り、ほろ酔い気分でそれらを観察していると、やがてその先にある「人」が見えてくると言います。

お店の人の気遣いや、お客さんの思いやり、料理人の創意工夫など、こういった「人」の心を学ぶことができるというんですね。世の中には色々なビジネスがありますが、どんなビジネスも究極的には人同士のやりとりです。つまり、一流のお店で学んだ「人の心」は仕事の出来にかかわってくると言えます。

具体的にどんな学びがあるのかは、インタビューや本書を通じて感じてみて下さい。お酒の飲めない僕でも気持ちの良い高揚感を味わえる一冊でした。

(文/ブックナビゲーター・矢島雅弘)

 ◆   ◆   ◆

【矢島雅弘の「本が好きっ!」】

ブックナビゲーター・矢島雅弘による書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。

オーディオブック配信サービス・FeBeにて無料配信中。http://febe.jp/honga

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