ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

予定日10日越えで立ち会い出産がかなわず。息も絶え絶え、赤ちゃんとふたりで乗り越えた出産

DATE:
  • ガジェット通信を≫

初めての妊娠、出産は不安なことだらけ。特に出産は、できれば旦那さんや家族に側にいて立ち会って欲しいもの。けれども、そうはいかないケースもたくさんあります。わたしも、難産に独りで挑んだクチ。でも、今ではそれが母としての強さをくれたんだと思っています。

私は出産当日は何が起こるか分からないということと、何より待望の赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会って欲しいという思いがあったので、主人の立ち会い出産を予定していました。

お腹の中の子は、9月1日に生まれてくる予定。しかし、予定日当日から1日、2日過ぎても何事も起こらず…。最初のうちは「この子はのんびり屋さんなんだろうね」と主人と笑っていましたが、5日、6日ずれるにつれ、だんだんと「まだなんだろうか」という気持ちが強くなっていきました。

なぜなら、予定日から10日後の9月11日は、主人が早朝から1週間の出張に出掛けてしまう予定だったからです。 関連記事:「まだ?」「うまれた?」って、うるさい!!予定日超過、まわりのソワソワ具合に荒む妊婦 by ゆずぽん

そしてついに予定日から1週間。陣痛の「じ」の字ほどの予兆もなく産科へ行くと、「10日目に陣痛が来なければ、投薬で陣痛を誘発しましょう」とのこと。しかし、10日目の朝は、主人が出張に出かけてしまいます。

帰宅し、お腹に手を当てて「もうすぐお父さん出発ですよ」「そろそろお外に出てきませんか」と話してみても、お腹の内側からぎゅーっとするばかりで(胎動)、やっぱり出てくる気配はありません。しかし、主人の出発前日、9月10日の早朝についに陣痛が来たのです。これでなんとか出産に立ち会って出発できる、と思ったのもつかの間。なんと、一度きた陣痛が消えてしまい…。「このまま入院して様子を見ましょう」ということになりました。

結局、その後陣痛が強くなることも間隔が短くなることもなく、9月11日の朝を迎え、主人は病室からそのまま出張に出かけました。以前から「出産時にもしものことがあったらと思うと心配で…」と言う主人の言葉を考えると、どんなに後ろ髪引かれる思いだったかは想像に難くありません。もちろん、わたしも不安でした。

その日朝から点滴で陣痛を誘発し、夕方のこと。陣痛が強くなってきた頃に、突然赤ちゃんの心音が小さくなったのです。心音微弱で、このままでは赤ちゃんの命が危ないかも知れない。でも、もう子宮口は開ききっていたので、いっきに産みましょうと先生に声をかけられ…そのまま自然分娩に踏み切りました。

お腹の赤ちゃんが呼吸できるようにとにかく酸素を送ってあげてと先生に言われ、いきみながら深呼吸を繰り返します。しかし、陣痛の波に飲まれてうまく呼吸ができません。

わたし自身も酸素不足になり、意識が遠のきました。途中で酸素マスクをあてがわれながら、母子ともに死力を尽くす長い戦いでしたが、とんでもなく元気な泣き声が聞こえた瞬間すべての力が抜けました!まだ羊水で濡れたままの我が子を胸に抱くと、生きてこの世に出てきてくれたということに感動してしまい、思わず涙があふれました。

結局独りでの出産となりましたが、生まれてきた赤ちゃんの姿を見て一緒に頑張ったんだと思えたこと、母としてまずこうして赤ちゃんを守ってあげることができたという事実が、自分を少し強くしてくれる経験になりました。 関連記事:立ち会い出産に間に合わなかった! 初産だからと悠長に向かったら新幹線の中で「生まれた」と電話が…

著者:さくら

年齢:36歳

子どもの年齢:4歳

ママ4年生の「さくら」です。おてんば娘相手に日々奮闘中。自分が育児で経験した困ったこと、ステキなことに「うんうん」と頷いていただき、ママさんたちの気持ちが少しでも軽くなったら嬉しいです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

関連記事リンク(外部サイト)

座禅を組んで耐えた3日間。呑気な私でも本当に辛かった、陣痛促進剤の点滴
自然分娩からの帝王切開
陣痛54時間の難産

赤すぐnet みんなの体験記の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP