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東京パフォーマンスドール「優しく包んでくれる」先代TPD×「達成感が凄い」新生TPDセパレイト公演大成功

東京パフォーマンスドール「優しく包んでくれる」先代TPD×「達成感が凄い」新生TPDセパレイト公演大成功

 結成3周年を迎えたばかりの新生・東京パフォーマンスドール。7月2日 新宿ReNYにて【ダンスサミットネイキッド2016 ~先代楽曲STAGE~】【ダンスサミットネイキッド2016 ~新生楽曲STAGE~】とコンセプト別の2公演を開催した。

東京パフォーマンスドール キュートなライブ写真一覧

<篠原涼子ら在籍 先代TPDの楽曲のみで構成「優しく包んでくれる」>

 2013年6月の始動以降、女優の篠原涼子、EAST END×YURIの市井由理、穴井夕子らを輩出した先代TPDの名曲たちをRearranged ver.-でパフォーマンスしながら、新生TPDとしての新曲も次々と披露し、新旧ナンバーを織り交ぜたライブ活動を続けてきた9人。ゆえにアルバムをまだ1枚も発表していないグループとしては異例と言える、膨大な楽曲群を持ち合わせており、様々なコンセプトのセットリストをこれまでも組んできたのだが、この日は初めての試み。先代楽曲と新生楽曲を1部と2部に分かりやすくセパレイトするという、TPDならではの前代未聞の公演を開催した。

 第1部【先代楽曲STAGE】では、TPDの名を日本中に知らしめた「十代に罪はない」「キスは少年を浪費する」といった小室哲哉作曲のナンバーはもちろん、小さなライブハウスから動き出した名も無きアイドルグループが、やがて日本武道館2Days公演や横浜アリーナ公演を実現する等、後世に語り継がれるほどの伝説を残していく、そのストーリーを彩ってきた楽曲の数々を惜しみなくリアレンジカバーし、今の9人の歌としてノンストップ=ダンスサミットでパフォーマンス。本編の最後に「WEEKEND PARADISE」、そしてアンコールに「Saturday Night Fantasy」と、先代TPDのライブのクライマックスをよく彩っていたナンバーを配置する等、粋な構成でもファンを熱狂させた。

 そして、最後に新生TPDにとっても初めてパフォーマンスした思い入れの強い「ダイヤモンドは傷つかない」で締め括ると、同公演と先代TPD楽曲について「安心感がある。優しく包んでくれるような感じでした」「オープニングのSEからして先代の雰囲気が出てるなと思って、タイムスリップしたみたい」と、メンバーも感慨深い様子だった。

<倒れそうになりながらも「飛び出せ! 新しい時代へ」と奮起する姿>

 そんな先代が築き上げた歴史や音楽に包まれたハートフルな第1部を経て、第2部【新生楽曲STAGE】では、高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、浜崎香帆、脇あかり、飯田桜子、神宮沙紀、小林晏夕、橘二葉の9人が3年間の中で必死に育ててきた、正真正銘のオリジナルナンバーのみのセットリストを用意。1曲目のメジャーデビューシングル曲「BRAND NEW STORY」から凄まじい歓声とメンバーコールが巻き起こり、その後も「DREAM TRIGGER」や「TIME」など激しくドラマティックな、9人をアイドル界を代表するアスリート集団へと鍛え上げてきたキラーチューンばかりが畳み掛けられていく。

 ソロ/ユニット曲や、演劇と映像、歌とダンスを芸術的かつ革新的に融合したデビュー公演【東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ ワンバイゼロ)】で生まれた挿入歌たちも織り込みながら、ポップでメルヘンチックな人気ナンバー「The Perfect Day」~ホーンセクションもグルーヴもひらすらファンキーなパーティーチューン「PEOPLE」にて会場は更に大スパーク! その上で「FREEDOM」における攻撃的なラップ&シンガロングでの煽りも畳み掛け、浅倉大介プロデュースのめまぐるしい展開を見せる高速チューン「逆光×礼賛」、そして9人の並々ならない決意が溢れ出ていくエモーショナルな一撃「SURVIVAL!!」と、もういつぶっ倒れてもおかしくないテンションで歌い踊り、実際に今にも倒れそうな苦しい表情を浮かべながらも「飛び出せ! 新しい時代へ」と拳を振り上げてみせる姿は、激しく我々の胸を撃った。

<公演を追うごとに輝きを増している、9人の凄み>

 ノンストップライブ=ダンスサミットを先代から引継ぎ、それを明らかにハイカロリーを要する激しいナンバー連発のセットリストで体現してきた新生TPD。かつては、最後まで全員揃って9人でステージに立つこともままならないこともあったし、特に演出より何より9人の丸裸なパフォーマンスに重点を置く【ダンスサミットネイキッド】シリーズが始まってからは、どれひとつとして「ラクだった」と言えるステージなどなかったと思うが、それでも今出来る最大限のアクトを届けようと健気に走り続けてきた者たちのパフォーマンスは、今もなお「まだまだ足りない」と奮闘し続けている9人の姿は、やはり美しい。なんてしみじみ感じていたら「DREAMIN’」の披露。もう何百回と歌ってきているであろうこの曲を一切曇らせることなく、それどころか公演を追うごとに輝きを増しているところに9人の凄みはある。だからそれを観る者たちは何度だって涙を流すのだろう。

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