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あなたに必要な色は何色? 色彩の力で健やかな睡眠を手に入れよう!

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好きな色を身の周りにそろえるのもよいですが、よりよい生活や睡眠のためには、あえて好きな色以外の色を取り入れたほうがよい場合も。

日本色彩心理学研究所・所長の高橋佳子先生に、快適な睡眠や健康のための色彩の取り入れ方についてお話を伺いました。

自分に「足りない色」を取り入れることで視野が広がりストレスケアに

不眠を予防し、質の良い睡眠を得る必須条件の一つは、ストレスのない生活を送ること。ストレスケアときたら、色彩心理学の出番です。

生活に色を取り入れるとき、なにかと好きではない色を敬遠しがちですが、より良い暮らしを実現するためには「自分に不足している色」を考え、普段使わない色を取り入れていくのがポイント。「自分となじみのない色こそが元気づけてくれる場合があります。自分から一番遠くにある色を想ってあげてほしいですね。

ストレスがたまると睡眠に影響するという人も多いですから、普段から色でこまめなストレスケアをしておくと良いですね」(高橋先生)

色彩心理学では、「自然」は常に2つの対立するものによって調和が成立している、と考えるのだそう。昼と夜、プラスとマイナス、光と闇、好きなものと嫌いなもの…といったように、一対が基本。私たちが元気に生きるためには身の回りにすべての色彩が必要(フルスペクトルの状態)だと考えるのだそう。そうすると、好きな色ばかりに囲まれているのは、どこかバランスがとりにくい状態といえます。

「好きな色、いつもよく使う色は自然と身近に集まっているので、その対極にある色(補色)を自覚し、その色に興味を持ってみることが大切です。そうするとフルスペクトルの状態に近づけます。つまり、心身のバランスがとりやすくなるので、ものの見方、考え方が広げやすくなるんです」(高橋先生)

取り入れる色の幅を広げるだけで、ものの見方や考え方までも広がるのなら、質の良い睡眠にも欠かせないストレスケアが期待できそうです。ここで、具体的に「足りない色」を生活に取り入れていく実践方法をご紹介しましょう。

「自分に足りない色を知り、受け入れることで色彩をより豊かに使えるようになります。使える色が増えるだけ、自分の個性も彩り豊かに表現できるようになります。自分の個性が表現しやすくなれば、自ずとストレスケアにも好影響していきます」(高橋先生)

色を巧みに操り、個性を豊かに表現した人物例をあげるならば、シャガール(97歳)やミロ(90歳)、ピカソ(91歳)などの芸術家たち。彼らが長い人生を歩めた背景には、色彩を豊かに使い、自分の人生を表現できる力が備わっていたことも影響しているのかもしれません。

人を睡眠に誘うのは、青や白のやわらかな色彩

日中の暮らしにいろんな色を取り込む意識をもてば、あとは睡眠に向かう夜、いわば心を鎮める時間に最適な色使いを抑えるのみ。

「夜は色彩でたとえると、青から紫へ向かうようなイメージ」と話す高橋先生。睡眠にぴったりの部屋づくりには、寝室のカーテンの色などは、赤やオレンジよりは、ブルーやグリーンなど青みがかかったものがベター。壁の色も真っ白よりは、やわらかいアースカラー、ベージュのほうが、自然な夜の世界をかもしだすことができるとのこと。

「睡眠中に自分の肌に触れるパジャマやリネンは、白や薄いピンク、グレーなどの明るめのやわらかい色がおすすめ。黒などの深くてダークな色のものは、自分が闇と同調してしまうので、できれば避けたほうがよいでしょう」(高橋先生)

人はある程度明かりを落としたところでないと、なかなか睡眠に入っていきにくいもの。心地よい睡眠のためには、照明の色にも気を使うことが重要でしょう。煌々と照らす蛍光灯は神経を覚醒させてしまうので、睡眠の前はやわらかい間接照明の下で過ごし、夜の暗さに向かうようにするのがポイントです。

今身近にない色こそが、あなたに欠けているものや、補うべきもの

色を取り入れる過程で、自分に足りていない色を自覚できれば、自分と対話する時間もとれるはず。対話の時間をしっかりもてば、「考えすぎて眠れない…」という不眠症状も徐々に緩和され、より良い睡眠生活を送れることでしょう。

心も身体も健やかになる後押しをしてくれる「色彩心理学」。食べ物やファッション、インテリアなど、身近な“色”に目を向けて、自分の好きな色、そして足りない色を探してみましょう。

監修:日本色彩心理学研究所所長 色彩心理学博士 高橋佳子

photo:Thinkstock / Getty Images

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