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お茶を掛ければお茶漬けに? 『ライスグラノーラ』3種が発売開始

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お米を中心とした食の総合メーカーである株式会社むらせがライスグラノーラを7月1日から発売。
東京都千代田区で行われたライスグラノーラ新商品発表会を取材した。

発売するライスグラノーラは国産玄米100パーセント使用で、「きなこ味」、「メープル味」、「和風だし味」の3種類。

登壇した同社の村瀬慶太郎社長はズバリ本音を語った。
すなわち「お米屋として、お米の消費量を増やしたい!」ということだった。
現在では小麦から作られるパンや麺類が、ごはんという主食の座を奪いつつあるのは事実であるが、かといってコメの消費量が減少し続けているわけでもないそうだ。
とはいえ「ごはんを炊いて食べてください」と叫んでみても、手軽なパンや麺類と比較して手間がかかりすぐに米飯食になるわけでもない。
このような社会環境の下で、ライスグラノーラという発想はトウモロコシや小麦といった他の穀物と同じ土俵に乗って勝負してみようというチャレンジ精神の表れであり、消費者にとっては選択肢が増えるという意味において評価されるべき取り組みだと言える。

ゲストとして小泉孝太郎さんと、河北麻友子さんが登場。

それぞれ違う味をそのまま試食したが、おおむね好評のようだった。

アレンジメニューも出来るとのことで、小泉さんが河北さんのためにプリンアラモードを手作りするという展開になった。
材料は用意されているとはいえ、慣れない手つきで並べていく小泉さん。
あまりにも不安げな言葉を連発する小泉さんに心配な河北さんは思わず席を立って、「現場」を確認しに行く様子も。

出来上がったプリンアラモードは、よく見えなかったために報道陣の要請に応じてギリギリまで傾けてくれるサービス精神旺盛な小泉さん。

それを大きな口を開けて一気に食べてしまった河北さん。
「おいし~い!」と大好評だったようだ。

記者がこの製品を取り上げた理由は、対決する小麦の日本における特殊な事情に他ならない。
関税障壁はあるものの高度に貿易が自由化され、売買が自由に行われる経済社会において唯一、小麦(正確には麦類全部)だけが政府の価格統制下に置かれている。
モノの値段は市場で決まるのは今や常識で、コメはもちろん、大豆、トウモロコシにいたるまで主要な穀物は市場があり、需給によって相場が形成され、それにより値段が決まる。
もちろん海外には小麦市場があり相場で値段が決まるが、日本では基本的に輸入した小麦は政府が無関税で買い取り、手数料を上乗せして製粉業者やその他の需要家に売り渡される仕組みになっている。形を変えた「配給制度」になっているので日本には小麦市場は存在しない。またこの政府が受け取った手数料は国内の農家に交付する補助金の財源となる。
これには日本の農家を守るためという大義名分があってのことだが、それゆえに小麦製品の価格は海外と比較して高い値段で買わされている。
しかし、これが将来的に自由化されれば一気に流通価格は下がりコメは麦に価格競争力を失い、ますます小麦製品に主食の座を脅かされることになりかねない。
だから記者は他の穀物と比較して加工製品が少ない米製品に注目したのである。

発表会終了後にメーカーの担当者に聞いてみたところ、やはりコメの値段の方が高いので製品も若干高めではあるが、「麦類に負けるのは悔しいです!ですが、ご飯を炊いて食べるというスタイルだけではなく、いろいろな選択肢を提供することによりお米を食べていただければと思っています」と、こちらも本音を語ってくれた。

記者が試食した感覚では、既存の麦類を使用したグラノーラと大して変わらない。素直に美味しいし、米独特の香ばしさがある。
そして、ぜひともお勧めしたいのが「和風だし味」。すでにお気づきになった方もいるとは思うが、お湯やお茶を掛ければ茶漬けになる。しかも、サクサクとした茶漬けになるのだ。これはぜひ食べていただきたい簡単お手軽な茶漬けだ。
試食会では用意されていなかったが、これにワサビを添えるとスナック感覚の美味しい茶漬けになると確信した。
今までのライフスタイルを新しい「ライス・スタイル」に変えてみるのもいいのかもしれない。

※写真はすべて記者撮影

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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