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分娩中に先生も助産師さんもいなくなっちゃうなんて…。夫婦二人で乗り越えたお産

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初めての出産で陣痛が来たのは、助産師さんが一人しか勤務していない日曜日でした。

入院後、「大丈夫よ!忙しくなったら助っ人を呼ぶから心配しないで!」と明るく元気なベテラン助産師さんに一安心していました。

しかし、病室でひたすら陣痛に耐えること8時間以上。途中で一度検温に来てくれましたが、その後は一度も来ていません。

付き添ってくれていた主人が「さすがにそろそろ一度診てもらおう」と立ち上がった時、

「ごめーん!もう一人お産の患者さんが来ちゃって、そっちの方が早かったのよー!」と慌てて助産師さんが病室へ入ってきました。

なんと、助っ人は来ず私は放置されていたようです。

しかし、呆れと安堵感で思わず笑ってしまったのを覚えています。 関連記事:新月の神秘!出産ラッシュで会陰を縫合中にまさかの放置!先生行かないで〜!

すでにこの時には子宮口は全開大になっており、バタバタと分娩室へ連れていかれました。

助産師さんが主人に立ち合い希望かと尋ねていましたが、この産院は立ち合い出産を希望するなら前もって準備が必要だったのです。

もともと立ち合いを予定していなかったので断ったのですが、ササッとカルテを見た助産師さんは「あら?ご主人お医者さん?じゃあ入っていいわよ!」と。

主人は医者ですが、産婦人科は研修医時代に少し経験した程度でした。なんともフットワークの軽い助産師さんにここでも笑わされました。

ここから分娩台に上がり、産婦人科の先生と助産師さんによる予定していなかった立ち合い出産が始まりました。

しかし、この時陣痛は弱くなってしまっており、赤ちゃんの心音も落ちてきていたのです。陣痛の波が頂点までこないので私はいきむタイミングがわからず、モニターを見る助産師さんの合図に合わせていきむしかありませんでした。

少しでも早く赤ちゃんを取り上げなければならないという中、「ちょっと頑張っててね!」と、ふと先生と助産師さんがいなくなったのです。

バタバタした中だったので、たまたま二人そろっていなくなったのでしょうが、私はどうしたらよいかわかりませんでした。

そこで豹変したのが主人です。

家庭で見せる穏やかな表情と一変、急に冷静な医者の顔になり、

「俺がモニターを見ながら合図するからしっかりいきんで。赤ちゃんが酸素不足になるから、陣痛が弱まってる間はしっかり呼吸するんだよ。」と。

私は意識が遠のき始めていたので、言われるがまま主人の「来るよー!はい!今っ!」という合図に合わせて、力を振り絞っていきみました。

しばらくし、色々な機械を持って先生と助産師さんが戻り、赤ちゃんは無事元気に産まれてきてくれました。

後から助産師さんに聞いた話によると、微弱陣痛と赤ちゃんの心音低下でやや危険な状態だったとのことでした。

一瞬、「何度か放置されたんだけどなあ…」と思ってしまいましたが、赤ちゃんは無事に産まれてきてくれたので結果オーライです。すべての人に感謝の気持ちでした。

あのお産の場面で主人がいなかったらきっと私はパニックになっていたと思います。

主人の父親として、医者としての頼もしい一面も見ることができ、また一緒に出産を乗り越えることができ、本当に感謝しています。 関連記事:ナースコールを押しても30分以上放置。やっと来た助産師さんは「もう産まれちゃうよ!

著者:mencochan

年齢:30代

子どもの年齢:2歳と4歳

2歳差の自由気ままな男の子と女の子を育てています。怒りっぽい性格なので、”日頃から平常心・怒る前に深呼吸”を心がけて育児をしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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