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人工流れ星計画…僕らが利用すると星1つ約100万円!?

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流れ星は、実にロマンチックだ。突然夜空に現れて、強烈な煌めきを残しつつ一瞬で闇夜に消えていく――。都会の流れ星は見えるだけでも幸運だし、奇跡に近い。ましてや恋人と一緒に同じ流れ星を見るなんて…。

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が、そんな奇跡が奇跡でなくなる日がまもなくやってくる。恋人たちのロマンを叶えてくれるのは、「人工流れ星」。もちろんVRなどではなく、本当に夜空に粒子を飛ばして流れ星を創り出す、そんなプロジェクトが今進行している。

「流れ星の“もと”になる粒子を積んだ人工衛星を打ち上げて遠隔操作で飛ばすんです。粒子が大気圏に突入するときに燃えて光って見えるのが流れ星。だから地上から見えるだけの明るさで発光するサイズの粒子でなければいけない。現状では、粒子の調整など技術的な課題は概ねクリアできました」

こう話してくれたのは、人工流れ星プロジェクトを率いる株式会社ALE代表の岡島礼奈さん。北極星より明るくシリウスより暗い、つまり東京のような大都市でも充分を楽しめる明るさになるという。さらに、粒子に用いる素材を工夫することで、流れ星の色にもバリエーションを持たせる予定で、すでに3色までは地上で実験をしたのだとか。

「もちろん地上での実験なので、まだ課題は出てくると思います。今後は、技術的な問題に加え、衛星を打ち上げるための資金という大きな課題がでてきます」(岡島さん)

目下、技術面を固める作業と並行しつつ、数億円かかるという打ち上げコストを確保するべくスポンサーを集めている段階だという。

「流れ星の色も場所も量も、すべて自由に決められます。夜空が舞台なのでかなり広範囲で見ることができるのも特徴です。ですから、現時点ではテーマパークのアトラクションや屋外での音楽・スポーツイベント、企業キャンペーンなどでの使用を想定しています」

アーティストなどからも“飛ばし方”の意見をもらい、よりエンターテインメント性の強い流れ星づくりを進めていくつもりだとか。もちろん2020年の東京オリンピック・パラリンピックも想定に入っているという。ちなみに、流れ星を使ったプロポーズのような個人利用は難しそう?

「正直なところ、プロポーズに使うのは大変だと思います。流れ星が流せる時刻は事前に決まってしまい、その時刻にあわせたプロポーズが必要ですから。とはいえ、不可能ではありません。エンターテインメントを通じて宇宙に興味を持ってもらい、それがビジネスになり、研究にも貢献する。それが私の理想です。だから、私たち天文学の専門家にはない新しい発想で流れ星の使い方の提案があると嬉しいですね」

ちなみに、流れ星1つあたりのコストは現状おおよそ100万~200万円にはなりそうだとか。

第1号機の打ち上げ予定は2年後の2018年。どこかで誰かが飛ばした人工流れ星が夜空を華やかに彩る…そんな時代がまもなくやってくる。それもまた、実にロマンチックだ。

(鼠入昌史/Office Ti+)実験で実証済みなのは上の3色。さらに今後実験を重ねて出せる色の種類を増やす予定だとか北極星よりはだいぶ明るく、シリウスより少し暗い程度が人工流れ星の明るさ。月は大変明るいため、満月の夜に流すのは難しそうだとか東京の中心部に流れ星を流せば、首都圏のほぼ全域で見ることができる
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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