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スポーツトレーナーとしても活躍! 「柔道整復師」の仕事とは?

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「柔道整復師」と聞いてピンとこない人もいるだろう。

 

でも、運動部で頑張っている高校生には、実は身近な職業だ。ねんざや脱臼などのケガをしたときに行く整骨院や接骨院で治療してくれる専門家が、柔道整復師なのだ。

 

スポーツ選手のトレーナとして活躍するケースも増えている。

 

柔道整復師になって3年めの今村健太郎さん(23歳)に、この仕事の魅力を聞いた。

 

 

ケガで苦しむ人を助けたいと思ったのが始まり

 

柔道整復師は、学生時代にスポーツに熱中していた人が多く、今村さんも小学校3年生から高校卒業までバレーボール部に所属。

 

柔道整復師をめざした最初のきっかけは、つらい出来事だった。

 

「中学2年のとき、地区対抗の大会があったのです。僕は地区の代表選手に選ばれたのに、試合前に左足の足首をねんざし、歩くのがやっとな状態。かかりつけの柔道整復師の先生に診てもらったら、『試合に出てはダメ』と診断されました。酷いケガだったので、僕のことを心配してストップをかけたんだと思います。でも試合に出たくて、知り合いに患部をテーピングしてもらい、出場しました。大会には優勝しましたが、僕のプレイはベストではなかった…。その時、『将来は、僕のようにケガで苦しむ人を助ける仕事をしたい』という気持ちが芽生えてきたのです」

 

 

高校進学後もケガに悩み、中学時代と同じ柔道整復師のもとへ通い続けた。

 

「先生は親身になって接してくれました。ケガの予防法を教えてくれたり、精神的にも励ましてくれたんです。僕がバレーボールを続けられたのは先生のおかげだと思うようになり、柔道整復師になろうと決めました。経験を積めば独立開業し、先生のように自分の整骨院を開くこともできる。これにも魅力を感じました」

 

専門学校の授業には柔道の実技も!

 

柔道整復師になるには国家資格が必須。国が指定する3年制の短大や専門学校、大学のいずれかで学んで卒業し、国家試験に合格する必要がある。

 

今村さんは地元・北海道の専門学校へ進学。カリキュラムは柔道整復の技術習得のほか、生理学や基礎医学、解剖学などの理論。このほか、柔道の授業もあった。

 

「柔道整復は手術や注射を打つといったことはせず、自分の手で患部の状態を診て、治す技術。そのルーツは、日本古来の柔道の伝統医術だそうです。専門学校では柔道の授業もあり、僕は初段を取りました」

 

 

プロアスリートのケアにも携わっている

 

卒業して国家試験に合格。今村さんは、患者さんの数が多くて経験を豊富に積める場所で働きたいと考え、地元を離れ、千葉・東京で約80カ所の整骨院を運営する株式会社シー・エム・シーに就職。現在、千葉県船橋市の「ジェッツ北習整骨院」で働いている。

 

「患者さんは4歳から90代まで幅広く、部活に励む中学・高校生も来院します。柔道整復師が診る症状は脱臼、ねんざ、骨折、打撲、肉ばなれの5つですが、スポーツだけではなく、階段を踏みはずして足首をねじったとか、転んで腰を打ったという日常生活のケガも治します。その人の症状に応じてテーピングテープや包帯を使ったり、手技療法で筋肉や関節に適度に刺激するなど、最短で回復できる方法で治療します。また、患者さんの痛みをやわらげるストレッチや、弱い部分を鍛えてケガの再発を防ぐストレッチなどのアドバイスをするのも仕事です」

 

 

患者さんのなかには、船橋をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の選手もいて、

 

「プロアスリートの身体のケアに携われるのは大きな喜び。選手が活躍して、チームが勝ったときはテンションがあがります」

 

と、今村さん。

 

患者さんからの「ありがとう」の言葉がやりがいに

 

この仕事で活躍するために必要なことは?

 

「技術のほか、患者さんと十分なコミニュニケーションをとること。患者さんがどんな症状で悩んでいるのか聞き出すことで適切な治療ができて、信頼してもらえるようになると思うんです。一生懸命治療して、患者さんから『ありがとう』と言葉をかけてもらえるときはうれしいですよ」

 

 

はずんだ口調で語る今村さんから、やりがいの大きい仕事で働いている充実感が伝わってきた。

 

柔道整復師のように自分の技術で人の不調を改善へと導ける専門職は、ほかにもある。

 

例えば、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師。これらも国家資格が必須だけど、国が指定する大学、短大、専門学校で学ぶことでめざせる。興味が湧いてきたキミ、さっそくチェックしてみよう!

 

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