体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

Do As Infinity 伴と大渡の[2 of Us]=信頼が生んだ必要な音楽「正直考えました……でも、やってよかったです」

Do As Infinity 伴と大渡の[2 of Us]=信頼が生んだ必要な音楽「正直考えました……でも、やってよかったです」

 歴代シングル作品全28曲をボーカルとギターのみで再レコーディングし、2枚のアルバム『2 of Us [RED] -14 Re:SINGLES-』『2 of Us [BLUE] -14 Re:SINGLES-』をリリースしたDo As Infinity。今作を携えたツアー最終公演を6月19日、昭和女子大学 人見記念講堂にて開催した。

Do As Infinity 昭和女子大学ライブ写真一覧

<16周年イヤーに新たな挑戦! 全シングルの新バージョン発表完遂>

 Do As Infinityは、16周年を迎えた2015年9月29日に“私たち2人で”の意が込められた[2 of Us]プロジェクトを始動。歴代シングルナンバーを伴 都美子のボーカルと大渡 亮のアコースティックギターのみで生まれ変わらせ、16週連続で間髪入れず配信リリースしていくことになった。16年間の歳月の中で成長した今の2人による[2 of Us]バージョンは、改めて各楽曲の素晴らしさを再認識させると共に、誰もが想像しなかったDoAsサウンドの新境地も切り拓いていく。その後、16週連続配信にないシングル12曲を追加し、各14曲を前述のRED盤とBLUE盤に分けてリリースと、結果として、16年もの歴史を持つユニットが全シングルの新バージョンを約半年で発表しきってしまうという、他に類を見ないチャレンジを見事完遂してみせた。

 そして、伴 都美子が第2子の出産から現場復帰したタイミングで、これら[2 of Us]作品を携える形で【Do As Infinity Acoustic Tour 2016 -2 of Us-】を開催。伴 都美子のボーカルと大渡 亮のアコースティックギターにパーカッション、キーボード、ベースを加えた編成で更に進化した歴代シングル曲、アコースティックでは表現が難しいと思われたプログレッシブな楽曲もセットリストにラインナップし、各所で新鮮な衝撃と感動を届けてきた。そのツアーファイナルとなった東京公演に足を運び、改めて感じたDo As Infinityの絶対的な必要性について綴りたい。

<そんなに目立たなくても、しぶとく続いてる。それがベストだよ>

 「お久しぶりです。【Do As Infinity Acoustic Tour 2016 -2 of Us-】へようこそお越し下さいました。どうか今日は最後まで楽しんで帰ってください」Do As Infinityのボーカリストとして東京のステージに立つのは、昨年10月に日比谷野外大音楽堂にて開催された16周年記念公演(http://bit.ly/28RsmdA)以来約8か月ぶりとなる伴 都美子が嬉しそうに微笑む。いつもなら冒頭から子供のように大はしゃぎで叫びまくる彼女だが、この日はホールで行われているアコースティックライブということで、大人らしく。しかしひとたび歌うモードになれば、静寂の中に深く息を吸い込む音から一気にエモーションを高め、熱を帯びた声が聴き手のど真ん中へと次々飛び込んでくる。わずか8か月、されど8か月。音源で彼女の歌声は絶え間なく流れていたとは言え、こうして再び彼女の歌を生で聴いてしまうと甘えずにいれれなくなるというか、いつでもそこから凛とした声で我々の背中を押したり、さすったりしてほしいと思ってしまう。そしてやっぱりギターを掻き鳴らす大渡 亮の隣には、伴 都美子がいてほしいと、いつでもこの2人が肩を並べて音楽を奏でていてほしいと思う。

 「BE FREE」だったり「Week!」だったり「魔法の言葉 ~Would you marry me?~」のような明るくポップなナンバーが、アコースティック仕様でより太陽の木漏れ日みたいにキラキラしているもんだから、その不意打ちのような多幸感に「このあたりまえのようであたりまえでない現実が愛おしい」と感じていたのは自分だけじゃないだろう。

<「まだやってんの? あの人たち」っていうのが良いんだよ!>

 そんなDo As Infinityの必要性を改めて感じさせる時間が続いていく中で、7月7日にリリースされるニューシングルの中から新曲「ハレルヤ」が披露された。今作は[2 of Us]プロジェクト完結盤とも言える作品で、伴 都美子と大渡 亮の2人だけで創り上げた特別な新曲となっており、制作過程で伴の作詞に大渡が厳しくダメ出しすることもあったそうだが、彼女はそんな相方に「あんまり(そうやって)言ってくれる人がいないから、ありがとうございます」と感謝の言葉を告げ、不意打ちを喰らった大渡は驚きながらも明らかに喜んでいた。そんな強力な信頼感のもと生み出された同曲は、「お互いに重ねた年月 聞いてほしいことが沢山あるよ」「今日は今日の風に乗って 心ゆくまで歌おうよ」とまさに2人の、ザッツ・Do As Infinityなポップチューンとなっており、会場の空気を隅々まで晴れやかにしていく。

1 2次のページ
Billboard JAPANの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。