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300年前から伝わる江戸風鈴 「一つも同じ音がない」理由

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J-WAVEの月曜−木曜14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)のワンコーナー「KIRIN ICHIBAN SHIBORI TOKYO 16 SOUNDS」。6月27日(月)のオンエアでは、300年続く“江戸の音”をお届けしました。

「チリン、チリン」と涼しさを感じさせる音。これは300年変わらぬ音、江戸風鈴の音です。

江戸風鈴の起源は江戸の中期。長崎ビードロが伝わり、ガラス風鈴が生まれたことが発祥です。ただ、現在でも江戸風鈴と呼ぶことができる風鈴を作っているところは、東京にたった2軒しかありません。その一つが、江戸川区南篠崎にある「篠原風鈴本舗」。

江戸風鈴は型を使うことはせず、宙に浮かせた状態で、ガラスを吹いて作ります。およそ1,300度の釜の中から、一人の職人がガラスの下玉を取り出し、もう一人の職人が長いガラスの棒を使って、ガラスを吹いていきます。

長年の修行を積んだ職人のみが成せる伝統の技。そして、あの“鈴やかな音”が鳴る理由には “ある秘密”が隠されています。

それは“鳴り口”と呼ばれる部分。つまり、ガラスが切断された部分をじっくり見てみてください。丸く吹いたガラスの球体の一部を手作業で割ることで、切り口がむき出しの状態になり、ギザギザの形状になります。

この感触、手触りはすべてが職人の手作業で、一つとして同じ音が鳴るものはありません。

風を音に変え、その風情を楽しむ江戸風鈴。300年も前から変わることのないこの音は、今日も私たちの耳と心に“涼”を運んでくれます。

「江戸風鈴の音色は、ガラスの切り口のギザギザが秘密だったんですね。職人さんの作業の繊細さが、その音からも伝わってきた気がします。風鈴の音、いいですよね」と坂倉。

番組に登場した「篠原風鈴本舗」では工房で「風鈴体験作り」に参加し、自分だけの風鈴を作ることもできます。職人さんにガラス吹きを手伝ってもらいながら、最後の絵付けは自分できるそうです。

ちなみに、ガラスの内側から絵付けするのもこの江戸風鈴の特徴。いつまでも大切にしたい江戸風鈴の音を、今年は自分の手で作ってみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/

店内でカカオ豆を焙煎し作ったチョコレートの“本来の味”(2016年06月16日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1745.html

都立大学の“物作りに挑戦する音”が聞こえてくるビル(2016年06月07日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1715.html

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