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藍井エイル 蘇る5年前の衝動……笑顔で「最高です!」青き獅子たちと心一つにフィナーレ飾る!

藍井エイル 蘇る5年前の衝動……笑顔で「最高です!」青き獅子たちと心一つにフィナーレ飾る!

 藍井エイルが、3rdアルバム『D’AZUR』を冠したライブ【Eir Aoi EXTRA LIVE“D’AZUR-EST FINALE”】を6月23日にNHKホールにて開催した。

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<スタートから高く高く舞い上がり、笑顔で「最高です!」>

 SEに『D’AZUR』1曲目「awakening」が流れ、“Are you Ready?”の文字が電飾で映し出されると、白い衣装を身にまとった藍井エイルが中央のお立ち台に凛々しく立っていた。逆光により浮かび上がった彼女のシルエットに、青一色に染められた会場から大きな歓声があがる。ライブは、先日NHK『SONGS』でも披露され、リリース時ビルボードチャート(http://bit.ly/28UX9qB)でも首位を獲得した大ヒットナンバー「IGNITE」から幕を開け、立て続けに同アルバム楽曲が披露されていった。楽曲のイメージに沿う電飾と照明演出が加わり、エイルの歌声に酔いしれる空間が広がっていたが、「ゆらり」のイントロが鳴り始めた瞬間にこの状況は一変。エイルの掛け声に応える観客たちの声援が響き渡り、ステージ上で彼女はゆらゆらと舞い踊る。さらに、ひとりひとり高みを目指しジャンプしていく光景が広がったアッパーチューン「JUMP!!!」では、さらに熱が増していく場内に、エイルが笑顔で「最高です!」と投げかけ、緊張と興奮の冷めやらない見事なライブスタートを切った。

 この日のライブはLINE LIVEにて生配信されていることに触れ、「最後まで楽しんで行きましょう!」と簡単なMCで場を引き締める藍井エイル。曲間、ちょっとした空白には「エイル!」という声援を贈る客席に、ロック、バラードなど様々なレパートリーの楽曲を浴びせていく。その演奏を支えるエイル・バンドの皆も、最高のパフォーマンスで盛り立てていった。「LAPSE FROM VIRTUE」ではパイプオルガンの生演奏、壊れゆく城の映像とともに異世界を作り上げ、目の前で繰り広げられる壮大な劇画に開いた口も塞がらない観衆を置いて、エイルはステージを去っていった。

<走馬灯のように蘇った「MEMORIA」での衝撃的なデビュー>

 青と白のドレス衣装に直しステージへ帰ってきたエイルは、「シューゲイザー」を颯爽と歌い上げた後、披露したのがデビュー曲「MEMORIA」だった。待ってましたと言わんばかりに、一斉にファンたちは会場を青色から青と白のセイバー・カラーに染め替えていく。この場面を目の当たりにし、およそ5年前の衝撃的な彼女の出現が心の奥底から蘇る。TVアニメ『Fate/Zero』のEDに突如流れた強く芯のある歌声。思わず鳥肌を立て、TVから離れられなかった。?この声の持ち主は一体誰なんだ?”と騒然としたあの日から、存在が具現化され今日に至るまで、彼女はアニソンシーンのトップを走り続け、勢いそのままに、いまや自身作詞、作曲にと音楽活動の幅も広げている。また、今年5月にアメリカ・ニューヨークで単独公演を開催するなど、世界中に多くのファンを抱える日本屈指のシンガーとなった。「MEMORIA」では毎度のように感動で身震いを起こしてしまうが、この日も演奏が終わるまで瞬き一つできない、感動的なステージとして心に更新されていった。

<「もっと一つになろうぜ!」強き雄叫びをあげる青き獅子たち>

 去年『D’AZUR』を引っ提げて行ったライブハウスツアーで、訪れた各地から巨大なパワーをもらい、それを返していくと語る藍井エイルは、そのパワーから生まれた自信、そしてファンとの絆を確信させる一つの答えとして提示したのが、この日の「ツナガルオモイ」だった。「もっと一つになろうぜ!」「もっと叫べるでしょ!」と、煽りに煽るエイルは「アクセンティア」「Bright Future」をたたみ掛け、彼女に相応しい晴天へ届くくらい大きな合唱がうまれていった。さらに、「もっと!」と煽られ発せられた呼応は会場を揺るがし、そのライオンのような雄叫びは、ここに集まった群れの強さを表していた。

 獅子奮迅のステージは止まることなく、「INNOCENCE」でさらなるピークを迎え、常に大合唱を巻き起こしていく。アニソンの枠を超越し、藍井エイル、バンド、そしてファンの息のあった凄みある掛け合いに終始動揺してしまう本編だった。

<藍井エイルがデビュー5周年に用意したステージ、日本武道館2days>

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