骨髄バンク、ドナー登録〜提供までの正しい知識

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骨髄バンク、ドナー登録〜提供までの正しい知識
J-WAVE平日20時からの番組「JAM THE WORLD」(水曜ナビゲーター:安田菜津紀)のワンコーナー、時代を映すキーワードをファイリングする「CASE FILE」のこの週のテーマは「骨髄バンク」。6月22日のオンエアでは、「ドナー登録はどこでできるのか」について、日本骨髄バンク広報の小島勝さんにお話を伺いました。

まず、ドナー登録できる年齢というものがあり、18歳から54歳までの方が可能だそう。ドナー登録できる場所はというと「献血ルームとか、駅前やショッピングセンターに出ている移動献血バスでドナー登録できます」と小島さん。

次に、ドナー登録から提供までの順序も教えていただきました。

「2mlの採血が必要です。なぜ採血をするかということなんですけども、HLAという白血球のデータを調べるための採血なんですね。つまり、ドナー登録というのは、HLAのデータ登録ということなんです」(小島さん)

そして、そのデータが患者さんのHLAのデータと適合した場合、登録したドナーの方に提供のお知らせが入るという形になっているのだとか。もし適合しても「絶対に提供しなければいけない」という決まりはなく、仕事や家庭の事情で都合が悪いとき、健康状態が悪いときなどはその時点で断る自由があるそうです。

「提供します」と回答すると、患者さんとのコーディネートが始まり、確認検査や医師からの詳しい説明、健康チェックを行うそう。そこで問題がなければさらに進んでいくそうですが、最終的に1人のドナーさんに選ばれると“最終同意”という同意をするそうです。ここで家族同席のもと同意をするそうですが、この最終同意をすると、コーディネートを取りやめることはできなくなるのだとか。

その理由は、「患者さんも移植に向けて最終的に準備が始まるから」とのこと。そして「その後は、さらに術前の詳しい健康チェックですとか、自己血採血という採血、血をあらかじめ貯血しておくことを経て、提供の場面を迎えるわけです」と小島さん。

現在ドナー登録をしている方は46万人。「ドナー登録=提供」というわけではなく、HLAが適合する割合は、3割ほどだそうです。

この話を聞き、安田も「私自身、やらなければと思いつつ、先延ばしにしていましたドナー登録。忙しさを言い訳にせずにしっかりやっていきたいなと背中を押していただきました」と、想いを新たにしていました。

「骨髄バンク」については、6月23日(木)、24日(金)もひきつづき伺っていきます。

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

地震が起きたときに、ペットの不安を和らげる方法(2016年04月27日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1468.html

「最後まで闘いたい」津田大介、故・竹田圭吾の思いを代弁(2016年01月12日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/01/post-1223.html

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