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チャットやビデオ会議を想定! 新形式TOEICの要点

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英語能力を測定する「TOEICテスト」。受験者数は2013年度が約236.1万人、2014年度が約240万人、2015年度が約255.6万人と、年々増加している。昇進や海外赴任の要件として所定の点数を求める企業も増えているという。

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しかし「スコアは高得点なのにもかかわらず、英語が流暢にしゃべれない」という人の話も聞く。キャリアカウンセラー事業を行うM&Nコンサルティングの中谷充宏さんは「スコアが尺度の1つとして用いられているのは事実。ただし、直接コミュニケーションをとれてこそ意味があるので、スコアが高いだけでは本当に意味があるとはいえないでしょう」と指摘する。

そんなTOEICテストだが、今年5月29日の公開テストから10年ぶりに出題形式が変更された。新形式では、より“実際的”なコミュニケーションを重視しているという。変更の背景について、テストを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会・IP事業本部の永井聡一郎さんは「グローバルビジネスにおける英語でのコミュニケーション方法が、時代に合わせて変わってきたから」と説明する。

「近年ビジネスの場では、メールだけでなくチャット形式のコミュニケーションが増えてきました。そのため、短文でのやり取りを問題に組み込んでいます。また、電話・ビデオ会議が普及し、複数人で話す機会も増えているため、これまで2人の会話だったリスニング問題を3人での会話に変更。ほかにも、会話と手元の資料を照らし合わせる問題など、より現代のビジネスコミュニケーションに沿った形になっています」(永井さん)

内容を見てみると、リーディングセクションでは、文法や語彙力が問われる「短文穴埋め問題」が40問から30問に減少。複数人によるチャット画面を読み取る問題も加わり、英語の知識よりも、日常的なコミュニケーションの能力を重視している印象を受ける。

また、同協会では、TOEICテストとあわせて「話す・書く」能力を図る「TOEIC Speaking&Writingテスト」の受験を推奨。こちらを導入する企業も増えているという。

「TOEICテストは現在の英語能力を把握するためのものさしです。勉強してから受けるのではなく、まず受験してみて自分の現在地を知り、目標と学習計画を立て、進捗をチェックすることが効果的な使い方です。普段から英語に触れ、実際に使う機会を増やすことで、自然とスコアが高くなると思います」(永井さん)

ちなみにTOEIC公式サイトによると、新入社員の平均スコアは507点、営業部門で490点、技術部門で452点だという。より実際のコミュニケーションに即した形になった新形式で“スコア”と“実践力”の両方を獲得したいものだ。

(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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