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「誰にも助けを求められない…」産後の退職は苦渋の決断。そんな私にかけられた言葉

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出産して1年後に保育園に息子を預け、パート先に復職しようと考えていました。

ところが、産休まであと1週間という時に切迫早産と診断され、職場に電話でそのことを伝え、結局直接会って相談も挨拶も出来ないまま、3週間入院することになりました。

幸い早産の危険は免れ、そのまま産休に入ることになり、予定日の5日前に無事に息子を出産し、職場にも電話で報告出来ました。

やがて慣れない育児に追われ、ふとある不安が私の頭の中によぎりました。

たとえ息子を保育園に入園出来たとしても、私が以前切迫早産になった時のように突然の体調不良で息子を送迎出来なかった場合、誰も代わりに息子を送迎出来ない、と。

私の住む地域は保育園に行く時はマイカーで送迎することがほとんどです。

しかし、我が家の場合は実家の父は単身赴任中、母は家事はこなせるものの、頚椎を痛めて杖を1本ついて出かけなければなりません。

義母は先天性股関節脱臼で外出する時は車椅子を利用し、義母と一緒に住んでいる義叔母は歩けるものの、同じ病気で過去に2度も大手術をし、重いものを運べない状態です。よって、女性3人はチャイルドシートに息子を載せることもままならない状態でした。

そして、夫。休みは日曜日しかなく、多忙なので保育園への送迎は不可能でした。

妊娠していた時に後先何も考えていなかったことに気づき、もっとじっくり考えれば良かったと後悔しました。

あの時、私が1人で何とかできると思っていたからです。 関連記事:子どもの保育料>私のお給料…?2人目妊娠をきっかけに退職を選んだ皮肉な理由

悩みに悩んで数ヶ月。私にある転機が訪れます。

夫の会社が車で片道15分にあった場所から、片道1時間かかる場所に移転することになったのです。

せっかく私の実家と義実家の近くにアパートを借りたのに、再び引っ越すのも大変なので、夫は以前より早く起き、遅く帰ってくるようになりました。そして、私は思いました。

「ああ、これで復職しても、誰にも助けを求められないや」

せっかく長い休みを頂いた末の大きな決断を会社に伝えるのはとても辛かったのですが、意を決して退職の旨を電話で会社に伝え、息子を連れて餞別を持って伺いました。

すると…、

「子供が小さいうちはそばにいてあげた方がいいよ。育児が落ち着いたらまたうちにおいで」

という温かい言葉を頂いたのです。

しかも、今まで私は果物の選別をしていたのですが、

「あんたを再雇用する時は事務をやってもらおうかと思っているんだ」

という思いがけない言葉まで頂きました。

嬉しすぎて涙が出そうになりました。

そしてだっこひもの中でニコニコしている息子を見て、

「本当にいい子だね。大らかな子だね」

と言っていただきました。 関連記事:「家庭での宝物に心と時間を費やして」 産休開始直後、仕事のリーダーから届いたメッセージに涙

切迫早産で突然休み、長い休みを経た後での退職なんて会社にとっては大変な迷惑だったのではないかと思いましたが、思いがけない温かい言葉をいただいて、短い間でしたが私はここで働けて本当に良かったと思いました。

そして、育児が落ち着いたらまた復帰したいと思いました。

著者:ゆかさん

2015年の8月末に第1子男児を出産。

出産してからも働きたいと思っていたものの、家庭の事情で専業主婦に。この春から子育てサークルに通うようになり、息子と同じく1歳未満の第1子を出産したママさんたちと話すことが最近の楽しみです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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