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上司に取り入るには右側から近づくと効果あり

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 書店で続々と関連書が発売されるなど心理学がブームになっている。ちょっとした話し方や聞き方で相手の気持ちを変えられるならこれを利用しない手はない。上司に取り入り、自分の意見を通す時には、心理術を使えば効果倍増だ。「日本ビジネス心理学会」副会長の匠英一氏がいう。

「上司に企画を持っていく時や、慰労会でお酒を注ぐ時など、上司の右側から近づくよう意識してみてください。人には無意識に心臓を守ろうとする心理作用があり、心臓のある左側に立たれると圧迫感を感じるとされます。右側から近づくことで相手に安心感を与え、企画も通りやすくなり、酒席でも心地よい存在と認められるでしょう」

 一般に「右腕」といえば、頼りになる部下のことを指すが、心理学的には理に適った比喩なのである。

 もう一つ、上司を動かす際に重要なテクニックがポジティブな表現を多用して話すことだ。仕事の進捗状況を報告する時には、懸案事項や上手くいっていないことから話すより、まずは順調に進んでいる点を強調して説明すると、上司の心証も良くなり、その後は自分のペースで会話を進めやすくなるという。ビジネス心理学の第一人者で心理学者の内藤誼人氏が指摘する。

「年配の上司を説得するには“プライドをくすぐる”ことを心掛けてください。“褒めて動かす”といえば、上司が部下を操縦する際の専売特許と思われがちですが、このテクニックは年配者を相手にした時のほうが効果を発揮するのです。年をとるほど自尊心は強くなるため、上司の自尊心を満足させてあげれば、説得しやすくなる」

※週刊ポスト2016年7月1日号

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