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人生の途中で血液型が変わる事があるって、ほんと?意外と知られていない、血液型の判別方法~その1

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「人生の途中で血液型が変わった!」 という話を耳にしたことはありませんか。 それも、輸血もせず血液型が変わることなんてあるのでしょうか。今回は、人生の途中で血液型が変わるという話は本当にあり得るのか、お伝えしたいと思います。

血液型の分類法

血液型は、血液中の赤血球の表面に、どのような型の抗原を持っているか?という分類法だとよく言われます。

つまり、

・A型…A型抗原を持っている

・B型…B型抗原を持っている

・AB型…AB型抗原を持っている

ということになります。

ですが、赤血球に張り付いている抗原は、AとBの2種類のみ、O型抗原というのは存在しません。

「それじゃ、O型の私は?」と叫んでしまいそうですが、これが本当の話なのです。

私たち人間の血液型は、単に赤血球表面にある抗体の種類だけで決まる訳ではない!!

血液中の血清の中の抗体は必ず、赤血球表面の抗原が反応しない方に反応する性質を持っているのです。要約すると、こういう事です。

・赤血球表面の抗原がA型なら、血清中の抗体は「B型に反応する抗B抗体」

・赤血球表面の抗原がB型なら、血清中の抗体は「A型に反応する抗A抗体」

だったら、どうなる、AB型とO型!?

まずAB型の人は、赤血球表面にすでに、A抗体に反応する抗原も、B抗体に反応する抗原も持っている訳ですから、それ以上の抗体は必要ないでしょう!となり、血清中に抗体は存在しません。それに対し、赤血球表面には、A抗原もB抗原も持たない人がいます。

すると、「赤血球表面に抗原がなければ、血清中の抗体に頼らざるを得ない」ので、血清中に、抗A抗体と抗B抗体の両方が潜んでいる訳です。

そう、この血清の中に2つの抗体を持っている人こそが、「O型」という訳ですね。

そのため、血液型の分類における便宜上命名された「O型抗原」は、実際には赤血球の表面にはなく、中身にあります。

血液型は、赤血球表面にある抗原を見れば分かるということになる!

ただし、これは大人の場合。生まれて間もない赤ちゃんは、この抗原がまだ3分の1も備わっていません。4歳から5歳頃になって、ようやく一人前の大人並みの量になります。そのため、簡易な検査においては、A抗原やB抗原であっても、どちらの反応も示さない事がよくあります。

そうなると、どんなことになるのか…?

この人は恐らく、血清の中にA抗体とB抗体を持っているのだろう!と見なされ、O型ですよ!と判定されてしまうわけです。

こうした誤診を防ぐためには、血清中の抗体も調べるに限ります!

赤血球表面だけでなく、血清中に抗AB抗体が認められれば、間違いなくO型です!

この、赤血球表面の抗原を調べる検査を「表検査」血清中の抗体を調べる検査を「裏検査」と言い、正式な血液型判定では、必ず両方で明らかにします。

次回の記事では、人生の途中で血液型が変わった!とする可能性や、子どもの血液型測定について掲載していきます。

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