ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

写真付カレンダーを写真に撮って一般公開は、法律違反?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

Q.

 僕は、巨人ファンで、毎年巨人のカレンダーを購入しています。選手の写真付です。
 このカレンダーを写真に撮って一般公開するのは、法律違反でしょうか?

(40代:男性)

A.

 ご相談内容を拝見するに、おそらく12か月で、それぞれのページに選手の写真が掲載されたカレンダーだと思われます。
 そして、その1月ごとに掲載された写真を手持ちのデジカメや携帯電話などで撮影して、(たとえばインターネット上で)一般公開されることを想定されているものと思われます。

 こうしたカレンダーの写真それぞれには著作権という権利が撮影者(あるいは権利を球団に帰属させるようにしている場合は球団)にあります。
 実際、著作権法10条8号では、写真が著作物である旨が示されています。基本的に誰かが撮影した写真は、ほぼ例外なく著作物となるのだとお考えください。

 では、ご相談者様のようにすでに誰かによって撮影され、著作物となった写真を撮影して一般に公開した場合、著作権者(=撮影者。本件の場合は球団である可能性もあります)の権利を害することになるか?
 この点については、(著作権者の承諾なく)一般公開すると著作権者の権利を害し、法律違反となるとお考えください。

 カレンダーなどの写真を、手持ちのカメラなどで撮影すると、ほとんど元々の写真と同一の写真ができます。いわばコピーのようなものです。
 こうなると写真の著作物には複製権と言って、写真を複製することは著作権者のみに許されているという部分を侵害することになります(著作権法21条)。

 ただ、私的に利用する範囲においては写真をコピーすることは可能です(著作権法31条以下参照)。
 したがって、一般公開せずに、カレンダーの写真をコピーして自宅の他の場所に飾ったり、ご自身の携帯電話の待ち受け画像にしたりなどは許されることになります。

 あくまで個人として楽しむ範囲でのみに留めておくような複製などに留めておいていただければと考えます。

元記事

写真付カレンダーを写真に撮って一般公開は、法律違反?

関連情報

海外のサーバーに違法アップロードされると摘発できない?(なっとく法律相談)
レンタルCDをBGMにすると違法?(なっとく法律相談)
ほかの国ではどうなっているの?(激しく変わる近時の知的財産法!ー知財女子がわかりやすく解説)

法、納得!どっとこむの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP