ハルキスト必見!「文化的雪かき」を体現する本屋

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ハルキスト必見!「文化的雪かき」を体現する本屋
J-WAVE土曜12時からの番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「MITSUI FUDOSAN COME ACROSS TOKYO」。6月18日のオンエアでは世田谷区深沢、駒沢公園から少し歩いたところにある本屋さん、「SNOW SHOVELING BOOKS & GALLERY」 を紹介しました。

一体どんな本屋さんなのでしょうか? マリエ自らお店に伺って、店長の中村さんにお話を聞きしました。

お店の扉を開けると一気に異空間。とても味のある店内の壁一面にはぎっしりと本が並んでいます。「空間を楽しめる本屋さんっていうのに注力していて、本だけでなく本がある空間とか、本と一緒に過ごす時間みたいなのをパッケージして、お客さんに提供できたらいいなと思っています」とお店のコンセプトを語ってくれた中村店長。

「1冊手に取ったら、ここのソファで1〜2時間読んでいっちゃいたいって思う空間です」とマリエ。お店にはソファがいくつか置いてあり、そこで興味のある本の試し読みをしていっても良いそう。「自由にソファに座っても、地べたに座っても何をしてもいいよっていう」(中村店長)。むしろ地べたに座ってもらった方が見ていて気持ちがいいそうですよ(笑)!

居心地よくて寝てしまう人や、待ち合わせに使ったりする人もいるとのこと。このお店で待ち合わせしたら、相手の遅刻もまったく気にならなさそうです。かなりこだわりの深そうな店内の雰囲気ですが、こだわっているのは内装だけでなく、「SNOW SHOVELING」という店名にもあるとか。

「僕の好きな本から言葉を拝借してまして。村上春樹さんの『ダンス・ダンス・ダンス』という本の中で、”文化的雪かき”っていうフレーズが出てくるんですけど、その表現がすごく好きだったので、それを英語に変えて」と店名の由来を教えてくれました。

『ダンス・ダンス・ダンス』の主人公はいろいろなお店を取材している物書きなのですが、その中に「誰でもできる仕事なのですが、誰かがやらなくちゃいけない仕事なんです。だから僕がやっているんです。雪かきみたいなもんなんです」というようなセリフがあるのですが…。

「誰かがやらなくちゃいけない仕事を積極的にできるのは、すごい美しいなと思っていて、本屋がダメだと言われている時代で、街から本屋がなくなってはいけないと思っていたので、“誰かがやらなければいけないから、僕がやるんです”っていう意味が入っています」(中村さん)

店内を見て回ったマリエは「好き本ばっかりだったんです! デザイン系の本からビートニク世代の本から、もちろん村上春樹さんの本まで、とっても素晴らしい本ばかりのセレクションで…ホントに私向けセレクトでした」と、完全にお店に惚れてしまったようです。

最近はネットで本を買う人が増えていますが、今後は、洋服のセレクトショップのように、店主の好みで本がセレクトされているお店というのが、本屋の新しいスタイルになっていくのかもしれませんね。

梅雨の季節、雨の日にもぴったりなスポット「SNOW SHOVELING BOOKS & GALLERY」。本好きの方はぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか♪  そして次回、土曜12時からの番組「SEASONS」で紹介するスポットも、お楽しみに!

【関連サイト】
「SEASONS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

ファンなら必食! 「ホットケーキのコカコーラがけ」(2016年05月25日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1648.html

藤原ヒロシ、テロリストのロゴマーク本に唸る(2016年05月07日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1525.html

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