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美しさも機能も完璧! 双子ワーママのキッチンリフォーム物語

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ひとり暮らしでも、家族と暮らしていても、1日2〜3回は使うキッチン。料理好きになるほどモノも増え、料理道具や調理家電、調味料などから1年に1回使う季節の道具まで、種々雑多なものがあり「なんかごちゃごちゃしている」「生活感丸出し……」と悩む人は少なくない。今回は、多忙なワーキングマザーでありながら、「いつもキレイ」をキープしているお宅を訪問、美しく使いやすいキッチンをつくるコツを聞いてきた。

まるで外国のキッチン! 見た目もキレイで何より使いやすい

今回伺ったのは、千葉県にお住まいのmayukoさんのお宅。5歳になる双子の娘さん、夫と4人家族で、築15年ほどの分譲マンションに暮らしている。今年の春、キッチンリフォームを行ったばかりだが、驚くのはその美しさ。琺瑯(ほうろう)のシンク、KOHLERの水栓、ASKOの食洗機など、一見すると異国のアパルトマンのキッチンのよう。多忙なフルタイム勤務をこなしつつ、これで双子の育児をしているの!? と驚愕しつつため息が出てしまう。

【画像1】キッチンリフォームを終えた今は、「やったぞ、という充実感でいっぱい」というmayukoさん(撮影:片山貴博)

「リフォームして驚いたのは、美しさよりも機能性! 前よりずっと使いやすく、片付くようになりました」とmayukoさん。上部の吊り戸棚を撤去したためにキッチンが明るくなり、食洗機は大型になったので1日1回まわすだけでOK、琺瑯のシンクはヌメリ知らずで、快適そのものだという。モノの場所を家族全員が理解しているため、子どももお手伝いしやすくなり……と、良いことずくめだそう。

mayukoさんは、以前は料理を教えていたほどの料理好き。調理家電も多数持ち、スティックミキサー、フードプロセッサーなどに加えて、あまたの調味料や羽釜(!)もあるという。以前のキッチンに大きな不満はなかったが、リフォームを思い立ったのは1年ほど前。ガスコンロが壊れてしまい、交換していたところ、ほぼ同時に食洗機も漏水を起こしてしまう。「そこで単なる交換ではなく、せっかくならリフォームして、小さな不満をちゃんと解消しよう」という話になった。

【画像2】リフォーム前のキッチン。吊り戸棚がシンクの上にあり、セミクローズドになっていた(写真提供:mayukoさん)

【画像3】キッチンのアフター。キッチン上部にあった吊り戸棚を撤去し、造作カウンターを大きく。既存の床に二重貼りをしたほか、壁にもホワイト・ブリックをあしらった(撮影:片山貴博)

【画像4】キッチンの中央にある琺瑯のツインボウル。「シンクが小さくなって平気かなと思いましたが、まったく問題ナシです。このザルが野菜の水切りカゴにもなったり、すごく使いやすいの!」とmayukoさん(撮影:片山貴博)

きっかけは出産? 片付けニガテだった女性が収納オタクに

リフォームを依頼したのは、オーダー家具&リフォームを手掛ける、FILEの石川敬子さん。お互いに「世代も近くて、仕事先の担当者というよりも、古くからの友人・知人という感覚」というほど、信頼が厚い。

「FILEさんには、15年くらい前からテレビ台やサイドボードなどを依頼してきたので、好みのテイストも理解してもらっているため、話が早かったです。プランもほぼ1案でOKでした」とmayukoさん。とはいえ、リフォームプランを練るときには、収納の扉を開けてすみからすみまで徹底的に撮影されるとともに、石川さんから「この道具は本当に必要かな?」とやりとりがあったそう。

「上部の吊り戸棚を撤去しようといわれたときは、さすがに収納力が落ちるのではないかと心配しましたが、杞憂(きゆう)でしたね(笑)。石川さんに改めて”モノとの関係”を問われることで、使い勝手の良い位置/使いやすい大きさなどについても、考えなおしました」

【画像5】リビング側からキッチンを見たところ。上部の吊り戸棚がなくなったが、下部に奥行きを持たせて、トレイなどをしまえるように。子どもやゲストがテーブルセッティングを手伝える工夫がされている(撮影:片山貴博)

また、石川さんも、「普段、生活しているとモノの場所や置き方、使い方などは客観的に見えなくなるもの。私たちが一歩引いた目で、『それは本当に必要な道具ですか?』『もうちょっと使いやすい場所がある』と提案するのも大切な仕事です」と振り返る。

一方で、mayukoさん自身でも、徹底的にサイズを測り、適切な場所を考える作業を繰り返した。さぞ昔からマメ&片付け上手だったかと思いきや、本人いわく「べつに几帳面ではないし、きっちりもしていない。収納の仕方も分からず、片付けもどちらかというとニガテ」だったそう。それが一変したのが、5年前の「双子の出産」だった。

「いきなり子どものモノが2倍に増えるし、片付かない。整理本や収納、片付け本を読みあさり、とにかく片付け、収納について必死に勉強しました」と話す。もともと「キレイな部屋に暮らしたい」という思いが強かったmayukoさん、学んだ甲斐もあって今や「収納オタク(笑)」と本人が話すほどの、収納マニアになったのだとか。

【画像6】どこに何を置くかを徹底的に考えたメモ。メモをとることによって、棚板のサイズも決まった(撮影:片山貴博)

「難しいことはしていません。例えば包丁はどこにしまうか、迷いませんよね。なぜなら、包丁をしまう場所が明確になっているから。私は料理をしながら、どこに何を置くとよいか考えることができないので、徹底的にどの場所がいいか、考えぬいたんです」という。

【画像7】キッチンの奥にあるパントリーには、調理家電、調味料などがぎっちりと。「入れる器をそろえ、高さをそろえた」(撮影:片山貴博)

【画像8】引き出しは、手前まできっちりと取り出すことができる設計。「奥の数センチが出てこず、小物がひっかかるストレスがイヤだったんです」(撮影:片山貴博)

【画像9】生活感が出てしまい、置き場所に困るゴミ箱は下部に収納。こちらも手前まで引き出せるのでストレス知らず(撮影:片山貴博)

【画像10】キッチンの難問のひとつ、フライパンや鍋問題も、引き出しにすることで解消(撮影:片山貴博)

【画像11】食洗機は、北欧のASKOを採用。「大型なので、1日の食器洗いを1度にまとめてできます。特に朝、食器を洗わなくては、というストレスが減ったので、大正解でした」(撮影:片山貴博)

リフォームだからできる、住まいを自分流にする喜び

「働いている女性にとって、いかに効率良く家事ができるかは、一大事です。キッチンは毎日使う場所だけに、取り出しやすく、しまいやすいことが大前提」と解説するのは、石川さん。だからこそ、見た目だけでなく、奥行きや棚板の高さなど、細部の使いやすさ、使い勝手が大切なのだという。

「見た目が美しいといううれしさは、一時だけで長続きしません。だからこそ、機能面が大切。満足感を高めるためにも、リフォームでは”徹底的に機能面で使いやすい”を追求しているんです」と話す。以前のシステムキッチンにあった、ムダな空間、小さな隙間も見逃さずに、「収納」として活用できるのは、やはりリフォームで、オーダーメイドだからできる良さといえそうだ。

mayukoさん自身も「この家に住んだことも、いまの調理器具を使うこともなく、いきなり理想のキッチンをつくれと言われても、ここまではできなかった。ここに15年住んだからこそ、自分の理想が具体的に描けたんです。新築だったこのマンションが1軒目だとしたら、15年住んだ後のリフォームは2軒目の家の感覚です」

もちろん、忙しい日々を過ごすなかで、「ダイエットのリバウンド状態」のように、散らかってしまうこともあるという。「そういうときは人を招く(笑)、お客さまが来ると頑張れるので」とmayukoさん。

ちなみに、気になるリフォーム費用と期間だが、「費用は国産車1台分程度、時間はほぼ1カ月ですね」という。時に学び、時に失敗しつつも、信頼できる人と15年かけて、満足いく空間をつくり出す。キッチンリフォームは、mayukoさんの生き方そのもののようだ。●取材協力

Maydays ~収納・料理・インテリア。ときどき双子~

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