映画『怒り』劇中音楽は坂本龍一 渡辺謙/宮崎あおい/妻夫木聡らの“怒り”が静かに共鳴する予告編第2弾公開

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映画『怒り』劇中音楽は坂本龍一 渡辺謙/宮崎あおい/妻夫木聡らの“怒り”が静かに共鳴する予告編第2弾公開

 2016年9月17日公開となる映画『怒り』。劇中音楽を坂本龍一が手がけていることが発表され、その音楽も使われている予告編第2弾(http://y2u.be/HhH9MUwv7AY)が公開された。

 この映画は、一つの殺人事件をきっかけに、「“信じる”とは?」という根源的な問いかけを投げかける群像ミステリー。監督・脚本は、映画『フラガール』で日本中を感動の涙で包み込んだ映画監督・李相日。吉田修一とのタッグは映画『悪人』以来6年ぶりとなる。出演には、渡辺謙はじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡ら、まさに夢のような豪華俳優陣が集結した。

 『悪人』製作チームと日本トップクラスの俳優陣。それに加え、李相日監督たっての願いにより、日本が世界に誇る音楽家・坂本龍一の参加が決定した。川村元気プロデューサーは、「たぎるような怒りと、すべてを諦め冷めてしまった怒り、人を信じる気持ちと、信じられないと思う気持ち。揺れる登場人物たちの感情を、冷静な世界からエモーショナルに音楽を描けるのは、世界においても坂本龍一しかいなかった」と語る。

 熱烈なオファーを受けた坂本龍一は、吉田修一の原作、そして李相日監督による脚本をすぐさま読んで快諾。李相日監督と度重なるディスカッションを重ね、撮影現場にも足を運び音楽制作が行われた。音源の収録は2016年3月6日(現地時間)、米ワシントン州ケンモア市にて行われたが、そこは坂本龍一がイニャリトゥ監督映画『レヴェナント:蘇えりし者』でも収録を行ったバスティア大学内にあるチャペルでもあり、同映画でタッグを組んだノースウェスト交響楽団とも再びタッグを組むこととなった。

 また今回、坂本龍一が作り上げた主題曲を、2本のチェロで奏でる最上のパフォーマンスにより世界を魅了するクロアチア出身チェロ・デュオ、2CELLOSが演奏で参加することも決定。2CELLOSは、エルトン・ジョン(Elton John)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)とも競演している人気デュオで、7月24日に開催される【FUJIROCK FESTIVAL’16】メインステージへの出演も決定している。

 この発表にあわせては、第2弾ポスタービジュアルも解禁となった。既に公開されている第1弾は、日本写真界の巨匠・篠山紀信がこの7人を撮り下ろしたことでも話題となっている。

(C)2016「怒り」製作委員会
Photograph of Ryuichi Sakamoto by Chad Kamenshinv

◎坂本龍一-コメント
李相日さんと初めて仕事をした。
事前の噂では大変に難しい人だという。
実際に仕事をしてみると、なるほどしつこく、粘り強くこちらに様々な要求をしてくる。
しかしそれは「もっとよい方法があるのではないか」「もっとよくなるのではないか」という李さんの作品へのこだわりからくるものであり、モノを作る人間ならば当然の欲求であって、逆にそれがないのがおかしいと言わざるを得ない。
『怒り』は日本映画としては珍しくエンターテインメントに流されず、骨太でパワフルな映画になったと思います。

◎李相日監督-コメント
「怒り」……これは誰の目にも見えるわけではない。けど、間違いなく誰の側にもあるもの。
そんな雲をも掴み取ってしまうような鋭い感性が坂本さんには存在する。
映像から受けた刺激と、僕のゴタクに忍耐強く耳を傾け、ミリ単位に及ぶ緻密で壮大なサウンドが生み出される。
登場人物たちは多様な顔を見せ始め、シーンは様々な解釈を生じさせていく。もっと深く、もっと濃密に…
思えば、“坂本龍一”という名の大きさに呑まれぬよう自分を叱咤していた。
気付けば、呑まれたのは、『怒り』に臨む坂本さんの姿勢。剥き出しの、その情熱に。

◎2CELLOS-コメント
このような日本映画の大作に、そして日本を代表する偉大な作曲家、坂本龍一氏とご一緒できて大変光栄です。
僕たちは2人とも映画やアニメなど、日本の文化が大好きなので、このプロジェクトに参加できてとてもワクワクしています。

◎映画『怒り』
2016年9月17日(土)東宝系にて全国ロードショー
原作:吉田修一(『怒り』中央公論新社刊)
監督・脚本:李 相日
音楽:坂本龍一
出演:渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野剛 広瀬すず 佐久本宝 池脇千鶴 ピエール瀧 三浦貴大 高畑充希 原 日出子 宮崎あおい 妻夫木聡
<STORY>
八王子で起こった夫婦殺人事件。現場に“怒”の血文字を残し、顔を整形し、全国に逃亡を続ける犯人の行方は知れず。事件から1年後。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙)・愛子(宮崎あおい)親子の前に現れた田代(松山ケンイチ)。東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木聡)が街で偶然出会った直人(綾野剛)。沖縄の女子高生・泉(広瀬すず)が無人島で遭遇した田中(森山未來)。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか?あなたを信じたい――。そう願う我々に驚愕の結末が突きつけられる。
公式サイト:http://www.ikari-movie.com/

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