赤の絶景!見渡す限り赤い絨毯が広がる「紅海灘風景区」
一面深紅の絨毯! Photo Credit : Mayumi Kawai 「真紅の絨毯が広がる、一年に一度しか見られない圧巻の絶景「紅海灘風景区」」
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
皆さん、想像してみてください。見渡す限り一面「赤」の世界って、何だかすごくワクワクしないですか? あらゆるパワーの源を示す「赤」だからこそ、人は無意識に惹かれるのかもしれません。
今回は、日本の美しき紅葉で目が肥えている読者の皆さんにとっても衝撃的な中国にある赤の絶景「紅海灘風景区」をご紹介します。
紅海灘風景区はどこにある?
今回の舞台となる「紅海灘風景区」は、北朝鮮に隣接した中国遼寧省の省都・瀋陽から高速鉄道で約1時間半、遼東半島の西端に位置する盤錦市にあります。目の前には遼河デルタと呼ばれる三角州の湿地帯が広がり、その総面積は100平方キロメートルと世界最大級の規模。東京ドームの約2,000個分と聞いたら、その広さを実感できると思います。
玄関口・盤錦市駅 Photo Credit : Mayumi Kawai 「真紅の絨毯が広がる、一年に一度しか見られない圧巻の絶景「紅海灘風景区」」
なぜ一面真っ赤なのか
湿地帯を覆う赤色の正体は「マツナ」という葦の一種で、春に芽吹き、徐々に色づきはじめ、秋の9~10月がもっとも色鮮やかに赤く染まります。見渡す限りの赤の絨毯は、言葉を失うほどの圧倒的な美しさです。見学するための遊歩道も整備されています。
設置された遊歩道 Photo Credit : Mayumi Kawai 「真紅の絨毯が広がる、一年に一度しか見られない圧巻の絶景「紅海灘風景区」
丹頂鶴やカモメの生息地
紅海灘風景区は、日本でもおなじみの頭の赤い丹頂鶴の最南端の生息地としても有名です。真っ赤な湿原に純白の鶴が舞う姿は絵画のような美しさ。そのほか、カモメや230数種の野鳥、400種類以上の生物が生息し、国家自然保護区に指定されています。