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【紳士のSNS講座】第5回 梅雨時期必勝! フジヤマツイートでアーバンライフを軽やかにお自慢する

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今回は、単純に言うと富士山の「お自慢」です。

もちろん、日本人は世界に対してそこそこ富士山を自慢したい気持ちは持っているでしょうし、もっというなら静岡県や山梨県にお住いのみなさんは、他の都道府県に対して強い「富士山自負」はあるでしょう。

でも今回は、東京で働いていて、郊外……いや、他県に住んでいる人の「家から富士山が見える自慢」。当然、静岡・山梨ほど雄々しく堂々たる富士山ではないのですが、それでも晴れていれば毎日普通に見える。そして、そういう住環境の素晴らしさを、そこでのライフスタイルを、ひいては「それを選んで実践している俺って!」をお自慢するのが狙いです。

とはいえ、慎重にならねばなりません。
毎日見える富士山は、つまりは日常ですので、「見えた!」といってお自慢できる対象ではないわけです。そこで機能してくれるのが、梅雨。雨が止んで珍しく晴れて、久しぶりに富士山が見えた」タイミングこそ、絶好のお自慢チャンス。東京との差をさりげなく爽やかに謳い上げ、最後にかわいそうな都民のみなさまを、素敵な地元に誘うまでがストーリーです。

ということで、今回も「TIME&SPACE」では、積極的な「お自慢」を推奨します。合言葉は「オール・フォー・SNSお自慢!」。すべてはSNSでのお自慢のために。

「富士山は日常」だからほめすぎず、さりげなくを心がけて。

では、作例をみていきましょう。

■ポイント①テレビで「都内からでも珍しく、今日は見える」なんて言ってた

「富士山が見えること」が、テレビで報じられるほど価値があるということを表しています。あえて富士山と書かないのは、もちろん写真が添えられているせいもありますが、「富士山は自分にとっての日常である」という自負のあらわれでもあります。

■ポイント②「へー」、ふらっと

東京都民やマス・コミュニケーションが、「たま〜に」「遠く〜に」「うすぼんやり〜」と見える富士山に対して、狂喜していることへの驚きが「へー」。そしてそんな超エラくて立派な富士山を、大した労力もかけずに見ることができるという喜びが「ふらっと」。全身からみなぎるお自慢感を、そよ風のようにさりげなく表現しています。

■ポイント③まあまあかな

これもまた、「富士山=日常」のあらわれです。ホントはこの人、もっともっとキレイな富士山を見ているので、この程度では手放しでほめちぎれないのです。加えて「富士山=身内」のようになっている感も。美人な奥さんやよくできたお子さんのことを「愚妻」とか「バカ息子」とか言うのに似ていますね。

■ポイント④気持ちイイっすね、特にこっちでは

倒置法です。さらに正しくは「特に湘南では気持ちイイっすね」。実は彼、湘南住まいなんですが、SNSの交友範囲においてはそれも周知なので、わざわざ書かないのが奥ゆかしさというもの。大東京と地元湘南を対比したストレート過ぎるお自慢を軽目に演出しています。

■ポイント⑤朝は早いし、飲み会もだいたい途中で退場

バランスです。富士山は見えるし、具体的には書いていませんが自然は多いし物価も安いし、キモチイイ日々が送れることを、ここまでお自慢しすぎたため、田舎暮らしの代償をうまく配置しました。タクシーで帰ると2万越え、終電逃すのは無理なのです。

■ポイント⑥都会

東京のことです。あまり繰り返すと反発を生みかねないので、婉曲表現を採用しています。

■ポイント⑦”素足にデッキシューズの季節”

夏のことです。こちらは詩的で私的な婉曲表現。湘南っぽさを表現しつつ、「俺、夏になったらこんな感じでキメちゃうぜ」をさりげなく盛り込みました。

■ポイント⑧生しらすでも食べにこっち来てね!

最後にこの「お誘い」を入れることで、自分が感じている「キモチイイ」をみんなでも共有したいという大義名分が生まれます。もうこれでこの投稿はお自慢だけではなくなりました(でありつつ、湘南らしさのダメ押しにもなっているという……)。案外こういうさりげないパスが、のちに実際に「あいつの家に生しらす食べに行くツアー」などのイベントへと発展したりもします。

講師:武田篤典

何気ない所作のなかにある「モテ」を顕在化し、好評を博した『スマートモテリーマン講座』著者。SNSなど各種コミュニケーションにおける礼儀作法を研究する「武田流万(よろず)礼法」家元。

※武田篤典先生のSNS講座が読めるのは「TIME&SPACE」だけ! 「#紳士SNS」で応援しよう!

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