1個でお腹いっぱい! アジアのおかずパンいろいろ
パンが誕生してから約1万年。パンといえばやはりヨーロッパの印象が強いかもしれませんが、世界各国の歴史背景とともに、パンさまざまな変化を遂げてきました。アジアで独自の進化を遂げたおいしいパンをご紹介しましょう。
一度食べたらクセになる「バインミー」
バインミーとは、ベトナム定番のサンドイッチのこと(写真上)。レバーペースト、ハム、甘酢野菜(なます)、パクチーなどをフランスパンで挟んだもので、一度食べるとクセになる独特の味わいが特徴。「なますって和食じゃないの?」と疑問に思ってしまいますが、細切りにした大根やにんじんを酢和えにした甘酢野菜は、まさに日本のなますと同じもの。フランスとアジアのおいしさが融合した不思議なサンドイッチです。
中国の軽食といえば「包子(パオズ)」
パオズ(包子)とは中国の軽食である点心のひとつ。小麦粉と酵母、水などを混ぜ、蒸して作る中国パンといっていいでしょう。肉まんやあんまん、小籠包のように、中に具材が入っているものが「パオズ」、具が入っていないシンプルなパンがが「マントウ(饅頭)」です。
愛すべきB級グルメ「焼きそばパン」「コロッケパン」
日本の惣菜パンといえばこの2つを思い浮かべる人が多いのでは? 焼きそばパンは1950年代の東京生まれ。コッペパンに縦に切り込みを入れて、そこに焼きそばを入れるという大胆さ。中央にちょこんと紅しょうがを乗せるのも忘れてはいけません。焼きそばの代わりに、コロッケと千切りキャベツを挟んだのがコロッケパン。こちらはバンズに挟むハンバーガータイプもあります。どちらも時々無性に食べたくなる、愛すべきB級グルメです。
参考文献:『パン語辞典』 ぱんとたまねぎ/林舞 誠文堂新光社
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