【イベントレポ】ワイヤレスジャパン2016に潜入! IoTや通信技術は、家やオフィスをどう変える?

5月に東京ビッグサイトで行われた、「ワイヤレスジャパン2016」。”モバイル/ワイヤレスで実現するビジネス・イノベーション”と銘打って、IoT(Internet of Things)関連の最新技術が展示されるイベントです。
IoTって名前は最近よく聞くけど、それによって私達の生活がどう変化するのかがいまいちわかりにくい。ということで、「OneMe Store」のバイヤーである僕、コバスチャンこと小林が、IoTやワイヤレス技術の最前線をレポートします。ではさっそく突入してみましょう。
家やオフィスが、ますます”スマート”に!
今回のイベントはB to Bの展示が多く、平日に参戦したこともあって会場内にはビジネスマンが目立ちました。そもそも「IoT」は、平たく言うと「モノのインターネット」。機械やデバイスをインターネット経由で操作できますよ! ってことで、これから大きな成長が期待されている市場なんです。スマートフォンがあれば、スマートロックやスマートコーヒーメーカーもあるのが現代です。

こちらの「Qrio Smart Lock」(Qurio)は、スマホアプリでカギの開閉ができるスマートロック。粘着シートでドアに取り付けるタイプなので、カギの交換や穴あけは必要なく、賃貸住宅でも使えるそうです。
本体はBluetooth LEを使ってスマホと通信していて、通信圏内に入ると自動的にカギを認識し、スマホのスライド操作だけで解錠できます。まだ試用版ですが、操作のいらない「手ぶらで開錠機能β」もリリースされているとか。さらにカギのURLをコピペして、期間限定の開錠キーを他人にメールで送ることもできます。ちょっとしたホームパーティーや、今話題の民泊なんかにも使えて便利そうですよね。
コーヒーメーカーもアプリで遠隔操作・管理する時代に?
こちらは、皆さんも一度は使ったことがあるかもしれない、のネスプレッソ(カプセルを使うコーヒーメーカー)のスマホアプリ連動型バージョン「PRODIGIO」(ネスレネスプレッソ)です。
専用アプリを使って、カプセルの残数管理や新たなカプセルの注文、さらにコーヒーの抽出の予約時間管理などもできてしまうという、家にあってもオフィスにあっても便利な一台でした。

あと、まだ研究段階ではあるものの、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が展示していた「載せるだけ! 電力とデータのやりとりができる自由なシート媒体通信」には興味を引かれました。