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神秘のパワースポット「熊野古道」が世界遺産に追加登録へ!7月正式に決定

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紀伊山地には熊野三山、吉野・大峰、高野山とそれぞれに特色のある霊場が集まっています。山深いところで、歩けども歩けども山また山が続きます。果無峠という峠が熊野古道にありますが、山が果てし無く続くところにふさわしい名前ですね。

1000年以上前から都の人々を惹きつけてやまなかった霊場は今もなお、神秘のパワースポットとして訪れる人の心を癒してくれています。

 

京都から一番近かった熊野本宮大社


photo by 顔なし


photo by kawanet

熊野本宮大社は中辺路をたどって最初に到達する熊野三山の社です。約2000年も前に建てられたそうで、3つの社が並んだ本殿は厳かな雰囲気があります。

平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに熊野詣が行われて「蟻の熊野詣」と言われました。後白河上皇は34度も参詣されたそうです。

 

大斎原は熊野本宮大社が元あった場所


photo by hirotomo


photo by hirotomo

江戸時代までの熊野本宮大社は熊野川の中州、大斎原(おおゆのはら)にありました。橋はなく、参拝者は着物の裾を濡らしながら詣でましたが、いわば川の水で身を清めてお参りしたわけです。

明治時代の大洪水で社殿が流されて今の場所に遷座し、大斎原には流失した社を祀る祠が建てられています。大斎原の大鳥居は熊野本宮大社からも見ることができます。

 

熊野川の河口近くの熊野速玉大社


photo by 顔なし

熊野速玉大社は本宮から熊野川を下って熊野灘に出るところにあり、新宮とも呼ばれます。新宮市にある神倉山は日本書紀の天ノ磐盾で、熊野三山の大神が天下られた場所だと伝えられています。

熊野速玉大社までは本宮大社よりもさらに遠く、人々は滅罪と救いを求めて命がけでその道を歩きました。その苦行の末に辿り着いた大社は「甦りの地」と言われています。

 

神仏習合を伝える熊野那智大社


photo by Nao Iizuka


photo by m-louis

熊野三山の1つ、熊野那智大社は那智大滝を神格化し、青岸渡寺、補陀洛山寺とともに神仏習合の時代は1社としていた点で他の二山とは違っています。

熊野三山共通の神の使い「八咫烏」はここでも大切に祀られていました。

 

日本一の落差、那智大滝


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photo by merec0

ほとんど垂直の断崖を一気に133m落ちる滝は1段の滝では日本一の落差を誇り、熊野灘からでも見えます。年末には神官によって滝の落ち口の注連縄が張り替えられます。

 

熊野古道は何処から何処までつないでいたのでしょう


photo by Nao Iizuka


photo by kawanet

熊野古道は熊野三山へ詣でる道で、都から本宮大社へ結ぶ山の中の中辺路、那智、速玉大社へ結ぶ海沿いの大辺路、本宮大社と高野山を結ぶ小辺路、伊勢と熊野三山を結ぶ伊勢路があります。

特に中辺路は都の貴族も利用した道として各所に王子という休みどころが設けられ、旅の便宜をはかっていました。

熊野参詣道は他に、本宮大社と吉野・大峰を結んで修験者が通る大峯奥駈道があります。

 

新たに22カ所が世界遺産に追加!

現在登録されている世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」(和歌山、三重、奈良)について、新たに特定された参詣道などの追加登録を認めた決議案を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がまとめたと発表されました。

 

追加されるのは、熊野参詣道の「中辺路(なかへち)」「大辺路(おおへち)」内と、高野参詣道の和歌山県内22カ所で、計40.1キロ。新たに確認された山中の区間や、保全態勢が整った神社の敷地を追加するため、政府が1月に申請していました。

7月10日からトルコ・イスタンブールで始まるユネスコ世界遺産委員会で、正式決定される見通しとなっています。

 

まとめ

険しい山々に囲まれた霊場は現世的な権力から切り離されたこの世ならぬ場所と考えられてきました。熊野詣はその苦しさから一度死んで蘇るとも考えられていたのです。熊野灘に船出し極楽を求めた補陀落渡海が行われるなど現世と隔絶した場所だったことがうかがわれます。
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